「ことばにならないです」プライベート・ライアン chiliさんの映画レビュー(感想・評価)
ことばにならないです
感動したと言う人や、アメリカのプロパガンダだと言う人や、ミッションの不自然さを指摘する人や、たくさんの意見があってどれもなるほどと思う。
でもそれを考え始めても、有無を言わせない爆撃でどこにも進めなくなってしまう。それが戦争なんだと、人らしく思考することを全て奪うことが戦争なんだと、呆然とさせるためにスピルバーグはこの映画を撮ったんじゃないかと思う。
わたしにはドイツがクソだとも、アメリカが人情味があるとも見えなかった。等しく無力だった。
何度みたかわからないけど、午前10時の映画祭で久しぶりにスクリーンで鑑賞。
感想とかない、言葉を失ってしまう。
プラトーンも、ダンケルクも、スターリングラードも、目に見えるストーリーのあっち側に、見なければならないものがあるんじゃないかな。
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chiliさんのコメント
2024年10月14日
コメントありがとうございます。
わたしも最初の衝撃は凄かったです。
でも、痛みに段々慣れていく自分も恐ろしかったです。恐怖や残虐性が常態化するのも怖いですね。
現在のドラマ部分はいらないなーと思いました。違う描き方のほうがよかったかなーと。星条旗とか。
トミーさんのコメント
2024年10月13日
共感ありがとうございます。
オマハビーチで凄いショックを与えられたんですが、終盤にかけてどんどん痛みが薄れていくイメージです。あのテンションを終盤迄維持するのは難しいだろうし、ドラマ部分も必要なんでしょうが・・取って付けた感が残りますね。