「戦場に引きずり込まれる3時間」プライベート・ライアン orokamonoさんの映画レビュー(感想・評価)
戦場に引きずり込まれる3時間
初見は公開当時に観賞。
部活仲間と田舎の映画館に見に行った記憶。
苛烈極まりない冒頭のノルマンディー上陸作戦。
気づいたら売店で買ったフライドポテトを食べる手が止まったままだった。
戦争に行った4兄弟のなかで唯一生き残った末っ子を帰国させるべく、米軍トップから「ライアン二等兵」を救出させる作戦を言い渡されるトム・ハンクス率いる少数精鋭のチーム。
甘ったるいおとぎ噺のような設定という世評もあったようだけど、徹底したリアリズムでヨーロッパ戦線を描いたスピルバーグは観客に二度と忘れることができない戦場を刻みつける。
3時間近い上映時間があっという間だった。
友人たちと「あんな所行きたくないわぁ」「衛生兵~」「狙撃のジャクソンかっこよかったなぁ」「衛生兵~」「アパム、お前もか」とさっきまで観ていた地獄絵図を振り返りながら映画館をあとにした。
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