「2020/05/12」プライベート・ライアン 伊達巻さんの映画レビュー(感想・評価)
2020/05/12
クリックして本文を読む
冒頭のオマハビーチでの戦闘シーンの迫力の凄まじさ!!!
飛び散る肉片、血に染まっていく海、今さっきまで話してた仲間も次の瞬間には顔面が飛び散っていたりと、その地獄絵図っぷりに一気に引き込まれた。
.
そんな状況下で「他の兄弟が全員死んだから末っ子1人連れて帰ってこい」って無茶苦茶な命令をされ、誰かも知らない兵士1人連れ戻すために命をかける8人と、「兄弟全員死んだから国に帰るぞ。ちなみにここに来るまでに2人死んだ。」といきなり言われるライアン。どっちも理不尽すぎる。いかに自分を納得させるかという各々の葛藤。戦争の理不尽さを考えさせられる。
.
最後の最後のアパムの行動に「よくやった!」って思っちゃったけど、よく考えたらそれって戦争側に行ってしまったってことなんだよなぁ。
ベトナム戦争映画を立て続けに見た後だからか、アメリカ合衆国万歳!的な雰囲気に違和感が拭えない。
撃ち殺された仲間だけでなく、撃ち殺した相手にだって家族がいて未来があったはずなんだよなぁとか考えてしまう。
.
それでも戦う男たちのカッコ良さもあって。
特にジャクソンかっこいいー!
神に祈りながら的確に仕留めていく様が無茶苦茶カッコ良かったけど、神に祈りながら人を殺してるって皮肉だ。
.
.
コメントする