劇場公開日 1992年6月6日

「人間の尊厳と心の自由」フライド・グリーン・トマト あき240さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0人間の尊厳と心の自由

2018年9月9日
Androidアプリから投稿

偏見なく一人の人間を見ること
そこには男女を超えた関係があり
人種の違いを意に介さず
身体障害者にもホームレスにも普通に接する
みんなおなじ人間なのだから
それだからこそ社会のしがらみからも自由に生きてゆく
とてもまぶしい生き方だ
聖人といえよう
そんな人が100年前に生きていて周囲の人々を変えていった

その人の生き方は現代人にも影響を及ぼす普遍性のあることなのだ
現代人がイギーの生き方を知り変わっていくさまを手際よく過去と現代を行きつ戻りつ物語を展開する構成は見事、傑作だ

ニニー役のジェシカタンディの演技が素晴らしい
チャーミングだった
彼女の演技力があったからこそ成立した映画だ

あき240