劇場公開日 1992年6月6日

フライド・グリーン・トマトのレビュー・感想・評価

全23件中、1~20件目を表示

4.0いつも心にトゥワンダを!

2025年9月25日
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鑑賞方法:VOD

全体的にコメディテイストだが、内実は中々にブラックでヘビー。なのに、ノスタルジックな風景とちょっぴり謎めいた展開でそれが中和されて、観終わると不思議な温かみが残る。

違国日記をコミックで読んだ時から、いつか観たいと思っていたので、「“…and I love her. ”の場面はここだったのか」と思ったが、想像していたよりloveの意味は薄め(友愛よりに取れる)なんだなとも思った。

これを言っても、重大なネタバレにはならないと思うので、普通に書くが、「トゥワンダ!」が、超爽快だった。(特にスーパーの場面!)
今後、モヤモヤ、イライラしたときは、心の中でトゥワンダを叫ぶことにする。

ところで、KKKが出てくる映画を久しぶりに観たが、SNS上でヘイト投稿をする人々やそれに群がる人々って、白いシーツをネットの匿名性に置き換えただけで、構造は同じだよなと思ったら、ため息が出た。

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sow_miya

4.0【“トゥワンダ!”今作は、女性、黒人蔑視時代に偏見無く、自由に生きた女性の物語が、現代に鬱々と生きる女性の生き方を徐々に変えていく様を描いたヒューマンドラマである。】

2025年9月23日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

■夫婦仲が倦怠期そのもので、自らも太っている事に引け目を負う主婦・エヴリン(キャシー・ベイツ)。
 ある日、夫婦で出掛けた老人ホームで元気な老女・ニニー・スレッドウッド(ジェシカ・タンディ)と出会う。彼女が話す若き時の昔話は魅力的で、エブリンは次第に引き込まれ面会日を楽しみにするとともに、彼女自身の生き方も変えていくのである。
 ニニーが話すのは、50年前、2人の女性イジー(メアリー・スチュアート・マスターソン)と、ルース(メアリー=ルイーズ・パーカー)とその人種を越えた仲間達との物語だった。

◆感想<Caution!内容に触れています。>

・物語は、現代と50年前のアメリカと並行して描かれる。50年前。イジーは大好きだった兄を、列車事故で亡くしてから、家にも帰らずにホーボーの様な生活をしていた。だが、彼女には人種偏見は無く、恵まれない人に列車に積んである荷を分けて上げる生き方をしていた。

・彼女の有人になった良い家の出のルースは、最初は彼女に馴染めずにいたが、徐々に自由だが、芯のある生き方をするイジーに惹かれ、二人は親友となって行くのである。

・ルースが結婚した相手のフランクが差別主義者でルースにも手を上げる男だと分かった時に、二人で家を出るシーンや、彼が二人を追って来た時に起こった出来事なども、この物語に厚みを持たせている。
 特に、殺人容疑で捕まったイジーと仲の良かった黒人、ビッグ・ジョージの裁判で、厳格な神父が”二人は無罪である!””と裁判官に”白鯨”に手を置きながら説明するシーンなどは、大変に良い。

・そんな、イジーの話を聞いたエヴリンは自分の生き方を見直し、夫にもその姿を見せて二人の関係性は改善されるのである。

<そして、ニニー・スレッドウッドが一時的に家に戻った時に、彼女の家は老朽化の為に壊されていてないのである。
 だが、エヴリンはにこやかに、彼女の手を取り、改造した自分の家に連れて行くのである。そう、ニニー・スレッドウッドこそが、イジーだったからである。
 今作は、女性、黒人蔑視時代に偏見無く、自由に生きた女性の物語が、現代に鬱々と生きる女性の生き方を変えるヒューマンドラマなのである。>

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NOBU

4.5フライド・グリーン・トマトが食べたい‼️

2025年9月9日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

幸せ

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活動写真愛好家

0.5元祖アラバマ物語を見よ!黒人と白人を同じ法定で裁く訳が無い。

2024年10月14日
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鑑賞方法:VOD
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マサシ

4.5過去と現在が交わる場所

2024年10月2日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

怖い

幸せ

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tabotyoko

5.0現代にも通じる問題を軽快に描く

2024年5月13日
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鑑賞方法:VOD

以前、雑誌の映画特集で「インテリアが素敵な映画」として紹介されていて、1920~1950年代のアメリカ南部のインテリア目当てで鑑賞。
ところが、ストーリー、役者がすばらしく、あっという間の2時間超でした。
舞台は保守的なアメリカ南部。人種差別、性差別、ルッキズム、LGBTQなど、現代にもつながる重いテーマを扱っているのに、明るく、テンポよく、軽快に描かれていて、飽きさせません。
もちろんインテリアも素敵で、また主演2人の存在感と演技力には脱帽です。
学生の頃一度鑑賞したことがあるはずなのですが、年齢を重ねた今、もう一度観ると、たくさんのことが感じ取れます。
珠玉の名作だといっていいと思います。

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ピンクマティーニ

5.0だんだん話が集まってくる

2022年9月9日
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最初のうちはバラバラだった話が徐々にまとまってきて、場面の巧みな切り替えによる話の進め方の妙ですね。おばあちゃん、上手いと思ったらミスデイジーだった。ベイツ選手は相変わらず神業だし、両人の演技だけで観る価値あり。

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越後屋

3.5苦痛を乗り越えた鑑賞の先には・・・

2021年9月28日
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鑑賞方法:DVD/BD
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mark108hello

5.0可愛らしい題名に騙されて、鑑賞していなかったことが悔やまれた一本。

2020年8月29日
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老婆と中年婦人のふとした会話から始まる映画のような物語(映画だけど)。
老人ホームで出会った老婆の話に中年婦人が引き込まれてしまい、続きを聞きたくてホームに通う羽目になる。
可愛らしい中年主婦を演じるキャシー・ベイツがほんとうに好き。
時々、瞳の奥に”ミザリー”が見えて、ドキっとするところもいい(゚∇゚ ;)。
良品。超お薦め。

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miharyi

4.0がんばる女性が主役の面白くて人生のためになる良質の作品

2020年3月16日
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鑑賞方法:DVD/BD

昔、どこかの映画館で観て印象的だったので、テレビ録画してあったものを再度、観ました。  録画済の映画をまた見ることはなかなかないですが、最初に見た時の印象が強く残っていたのでしょう。
 あらためて、良くできた映画でした。 女の生き方、老人問題、人種差別などの大問題や運命のいたずらを盛り込みながら、上手く脚本を作り上げています。 演技陣も巧かった。

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chakurobee

5.0トゥワンダーーァ!!

2019年12月29日
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鑑賞方法:DVD/BD
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きりん

4.0bee charmer

2019年10月29日
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ジェシカダンディが語る女の人生。
時代の困難さもあって波瀾万丈である。女同士の友情物語でもある。
その話を聞いたキャシーベイツの人生も変わっていく。行動することが生きることである。

タイトルは昔話の中の女性が開いたストップ ホイッスル カフェのメニューで 緑色の種類のトマトの香草パン粉焼きみたいな料理。

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coffee

2.0昔語りに惹きこまれて・・

2019年8月30日
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鑑賞方法:DVD/BD
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odeonza

4.02回目の鑑賞

2019年4月10日
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テルマ&ルイーズ好きに勧めたい、献身的な愛の物語。

斬新だが、どこか安心する映画だった。

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JYARI

5.0この二人だと、、期待しちゃう

2019年3月31日
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無くなったよね、こー言う深い話
ジェシカ_ダンディとケシーベイツならもー絶妙だろうと、ワクワク。
過去の話から現代へ語り口、大切な物を、正義を、そして生きてきた年月を。
ダンディはドライビング ミスとか年配になってから知ったので、美しく歳を重ねた女優さん。

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モナチン

4.0女性革命

2019年3月31日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

老人ホームにいる義母のお見舞いで、偶然出会った中年女性エブリンと入居者で老婆のニニー。
エブリンのやるせない毎日を過ごす姿が(ぽっちゃり体形も含めて)。
まず自分に重なりました。
子育ても終わって夫婦二人。なのに夫はTVのスポーツ観戦をしながら知らんぷり。いるよいるよ、こういうメンズ。

ニニーが話す「イジー&エヴリン」の話。
エブリンは今の自分にはない刺激的で、自分たちで道を切り開いていく様子。
メロドラマではないけれど「その先どうなるの?」と、通い詰めるのもわかるな。

話を聞くだけじゃなくて、相談までしていくのは。どこか親子のようでもありました。
「イライラするの?。破壊的になるの?。そんなの更年期よ。みんな通る道。私だってあったわよ」と、ニニーがばっさり切り捨てる場面。そういってもらった方が、気が楽になる時もある。

話の7割はイジー&エブリンの「女の一生」話。
場面の切り返しが早いけど、時代が違うのでわかりやすい。
エピソードてんこ盛りで波乱万丈な二人の生きざま。
60年代黒人差別問題も含めて、見ごたえありました。

唯一頭の中で引っ掛かっていたのが。
ニニーは、なぜ昔のふたりの話を知っているのだろうと。
???。

「レディはおいとま時を知っているのよ」。
ニニーのいたずらっぽい笑顔。素敵~。
ラストまで十分楽しめた掘り出し物でした。

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ゆき@おうちの中の人

3.5タイトルなし

2019年3月29日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

1920~50年代アラバマ州
困難に立ち向かいながら生きる2人の女性
老女からこの女性たちの話をきく
キャシー・ベイツ演じるエヴリン
昔話を聞いているうちに
彼女自身にも変化が
.
斧持つシーン「もしかして何かが起こる??」と思っちゃうくらいミザリーの印象が強いキャシー・ベイツ🤣
『私はもうホラー映画のデブじゃない』という台詞には思わず笑ってしまいました
.
老女を演じたジェシカ・タンディ
ふたりがとてもチャーミング

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lily

5.0人間の尊厳と心の自由

2018年9月9日
Androidアプリから投稿

偏見なく一人の人間を見ること
そこには男女を超えた関係があり
人種の違いを意に介さず
身体障害者にもホームレスにも普通に接する
みんなおなじ人間なのだから
それだからこそ社会のしがらみからも自由に生きてゆく
とてもまぶしい生き方だ
聖人といえよう
そんな人が100年前に生きていて周囲の人々を変えていった

その人の生き方は現代人にも影響を及ぼす普遍性のあることなのだ
現代人がイギーの生き方を知り変わっていくさまを手際よく過去と現代を行きつ戻りつ物語を展開する構成は見事、傑作だ

ニニー役のジェシカタンディの演技が素晴らしい
チャーミングだった
彼女の演技力があったからこそ成立した映画だ

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あき240

3.5キャシーベイツ

2016年2月25日
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女同志の友情。変わっていくキャシー

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あおい

3.0100年前の強く逞しい女性

2015年3月29日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

幸せ

降りかかる不幸の中でも自分を見失わずに生きぬく2人の女性の話。

なのだが、泣き映画としては…。
お涙頂戴エピソードがてんこ盛りなのに(だから?)、心を抉ってこない。
ベタで特徴のない流れが多く、「死」の安売りみたいな印象を受ける。

例えば最序盤に、風で線路上に帽子が落ち、恋人がそれを拾いに行く。
ベタだなあと思いつつ、ありきたりの結論を予想し、実際その通りである。
そういうことの繰り返しである。

サスペンス要素もあるが、何がしたいのか。
犯人が誰でも映画的にはどうでもよいことでは。
黒人差別やDVも扱っているが、浅くさらっているだけで蛇足だろう。
要するに、イイとこどりを目指しすぎかなと思う。

「女性」に強く焦点をあてている映画なので、
心折れずにひた向きに生きる女性像に特別な思い入れがある人には、
強く刺さる映画なのかもしれない。

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