「思ったより真面目な青春映画」フットルース A.Camelotさんの映画レビュー(感想・評価)
思ったより真面目な青春映画
クリックして本文を読む
今や「世界中のどんな俳優でも共演者を最大6人たどればケヴィン・ベーコンに行き着く」と言われるケヴィン・ベーコンの出世作、気になっていたが、たまたまBSプレミアムで鑑賞できた。
若者たちが、身勝手にやりたいことをやるのではなく、真正面から議会で訴えるところが良かった。思い返すと、その一方で、図書館の本を有害図書だと決めつけて勝ってに燃やす大人が描かれていたが、面白い対比。そういう極端な人たちや、面白くないからと暴力を振るったり石を投げ込んで嫌がらせする不良高校生もいて、社会においてはそういう厄介な者が必ずいるものだとあらためて思った。
ダンスは、聖書にも記述があり、祝うために神様から許された行為だという説明は決定的で小気味良かった。レンの相棒のウィラードが、レンにダンスの特訓を受けて上手くなっていくところが面白く、微笑ましかった。調べると、ウィラードを演じたクリス・ペンは、ショーン・ペンの弟で2006年に41歳で亡くなっていたとは…。
音楽に乗せて展開していき、くどくなくテンポの良い、非常に真面目な青春映画だった。
コメントする