「チャールズの中の可笑しなやつら」ふしぎの国のアリス キノさんの映画レビュー(感想・評価)
チャールズの中の可笑しなやつら
改めて鑑賞したけど、やっぱり支離滅裂でカオスな世界だった。
夢の中としては納得できるけど、それでもこの何が起こるか全く予想できない展開を起こす発想はすごい。
成長してから見たから色々考えさせられるのか、マッドハッターのお茶会のシーンは特に精神疾患の類を想起してしまった。
アリスの原作は1865年イギリスの数学者ルイスキャロル(筆名)によって刊行された児童文学。
ナンセンスな言葉選びやパロディにより、教訓主義から児童書を解放した作品だと言われる。〔wiki引用〕
掴み所のない話は当時の童話としては前衛的、アートで例えると抽象絵画の様な立ち位置だったのだろうか。
作者のチャールズ(本名)自身も吃音やてんかんを患っており、少女愛者の説もあった。
不思議の国のアリスは、読み聞かせた少女自身とチャールズの内心(不思議の国の人々や世界そのもの)を映し出しているのだろうか。
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