武器よさらばのレビュー・感想・評価
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題名の意味が分からない
親父が嫌いな映画だ。この映画と『慕情』が嫌いだった。だから、ジェニファー・ジョーンズが嫌いだった。親父いわく『こんな奴らの子孫と戦争やって日本は負けたんだ』って言っていた。僕もそう思うが、映画が悪い訳では無い。
原作がそう言った内容だ。つまり、ヘミングウェイが考える戦争感がそうなのである。戦争を『狩り』や『釣り』や『闘牛』の様なスポーツと同じ様に考えている。
だから、このストーリーも冒険活劇と言う事。
ヘミングウェイの作品は短編を読めば充分である。せいぜい『老人と海』かなぁ。自然に挑み負ける男の姿って事かなぁ。それで自然の壮大さを感じ取ると言う事。反戦、反ナチスとは程遠い。
ジェニファー・ジョーンズのセリフに『売春婦の気持ち』とある。つまり、ヘミングウェイは彼女をそう考えていたと言う事。小説にそう言った表現があったかは忘れたが、映画でははっきりそう言っている訳だから、ヘミングウェイの考えとなる。故に、生き残る脱走兵のアメリカ人としては、結末をこの映画の様にしなければならない。まさか、大団円はないし、悪者にもなるわけにはいかない。
カラーの名作映画・・
文豪ヘミングウェイの原作を映画化。主人公のイギリス人看護婦のキャサリンにジェニファー・ジョーンズ。アメリカ人救急隊員と恋に落ち、戦争(第一次世界大戦のイタリア戦線)から恋の逃避行をする。中立国のスイスに湖からボートで逃げる。彼女は妊娠するが、出産のとき難産で母子ともに亡くなってしまう。彼は悲しみに暮れ、ひとり雨の中をさ迷い歩く。この名作を若い頃に見たかった。命の重さを戦争や出産の大変さから感じ取れただろう・・1957年の作品なのにカラー映像は驚きである。
恋愛映画だった
戦争映画かと思ったら確かに戦場が舞台の一部であるものの、だらだらした恋愛場面が延々続く。そして死産、奥さんとの死別というげんなりする結末でとても面白くなかった。つまらない上に悲惨な話だった。
ロックハドソンのイケメンぶりはすごかった。戦場のスケールたっぷりな感じもよかったのだが、面白さには結びつかなかった。
昔は小説読みたいと思っていたのだが、こんな話なら読まなくてよかった。
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