劇場公開日 1995年12月9日

「一本の映画作品としては微妙」フォー・ルームス うむぼんずさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0一本の映画作品としては微妙

2020年10月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

今回はティム・ロスの演技が映画の雰囲気に合っていない。途中で観るのをやめようと何回思ったことか。でも4話目は観てよかった。

オムニバス形式なので個別に点数。
ROOM321 お客様は魔女 …1.0
ROOM404 間違えられた男…1.5
ROOM309 かわいい無法者…2.5
ペントハウス ハリウッドから来た男…3.5

1話2話は音楽も演出も映像も会話もストーリーも全て好みでなく、そこに加えてティム・ロスの過剰なコミカル演技なので、腹が立ってくる。

3話目は映像や演出が変わったなと思ったらやっぱり監督はロバート・ロドリゲスに。くだらないのは前二話同様だが、父親のアップやエレベーターの乗り降りのくだりなど、こだわりを感じる。
ここではベルボーイは目障りである。

4話は安心して観れた。ティム・ロスの過剰な演技を、この中でうまく活かしているように感じる。5人で話している画の画角と細かな動きは観ていて気持ちがよい。
ブルース・ウィルスが電話している横で、壁に会話している2人が影で映っていたり、ベルボーイを奥で説得している傍ら、手前で話していたり、それらを長回しで撮っていたりと、これらの演出は個人的に好き。

最後まであきらめずに観てよかった。
4話だけはたまに観たい(3話も)。

うむぼんず