劇場公開日 2022年8月19日

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「扇町キネマで 結構満員 ゲイカップルらしき二人連れがいたこの映画を...」ブエノスアイレス チャン・パーさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0扇町キネマで 結構満員 ゲイカップルらしき二人連れがいたこの映画を...

2023年12月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

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扇町キネマで 結構満員 ゲイカップルらしき二人連れがいたこの映画を恋人同士でみてどうするのかとも思う。
冒頭当たりで激しいセックスシーンがあった。それ以降は思ったより絡みは少ない。ほぼケンカシーン。嫉妬からくるものだと思えばそれもラブシーンに含まれるかもしれないがキュンキュンすることがなかった。どっちが攻めか考えていたがやはりトニー・レオン(ファイ)がそうだ。セックスも彼が挿入していたし。レスリー・チャン(ウィン)は挑発的ないわゆる誘い受けだ。私が嫌いなカップルパターン。心情的に入り込みにくいから。でも彼らに関しては特別にハマっていた。ファイはウィンとでなければモテるだろうと脳内設定。攻めはやはりいい男でいてもらわなくては。いい男が振り回されているというパターン。そのパターンもウィンが男でないと嫌。女だったら全く共感できなくなってしまう。だからこのカップルは奇跡的に上手いこと許される設定なのである。
二人のタンゴシーンが一心同体溶け合っているかのようで残る。いわずもがなアストル・ピアソラ(バンドネオン)曲素晴らしく男女二人のタンゴシーン出色。この曲は気持ちいい。
ウィンが寝ている間は思う存分愛情表現できるのだが普段は嫌な面の見せ合い正反対の
本性を出しお互い譲り合う気配もなく衝突し合う ファイは友人とは穏やかな時を一緒に過ごせるいい意味で普通の男なのだが ゲイカップルの喧嘩は激しい大変だと思った物を投げる怒鳴るわめくとにかく暴力的だ 私も暴力的になったことがある自分の過去を悔いるその気持ちが少し軽くなった
二人の男優のそれぞれの違った魅力の競演 ウォンカーウェイ監督はゲイなのだろうか トニー・レオンにいちず+誠実+やはり制服がよく似合う+ゲイの立ち役 レスリー・チャンはまるで素顔の彼そのままであるかのような華やかなゲイ
音楽が素晴らしい

チャン・パー