フェザー河の襲撃

劇場公開日:

解説

「肉の蝋人形(1953)」につぐワーナーの3―D映画(ワーナー・カラー)で「マニラ」のデイヴィッド・ウィスバートが製作に当たり、「八人の男を殺した女」のゴードン・ダグラスが監督した1953年作品。ジェームズ・ウェブが脚本を書き、撮影は「肉の蝋人形(1953)」のペヴァレル・マーレー、音楽は「スプリングフィールド銃」のマックス・スタイナーの担当。出演者は「虐殺の河」のガイ・マディソン、「勇者の家」でデビューした新進フランク・ラヴジョイ、「わが心に歌えば」のヘレン・ウェスコット、ヴェラ・マイルズ、ディック・ウェッソンら。

1953年製作/95分/アメリカ
原題または英題:The Charge at Feather River
配給:ワーナー日本支社
劇場公開日:1953年11月11日

ストーリー

南北戦争直後、鉄道の敷設にインディアンが激しい反抗を示した頃。ペロース堡に拠る第12騎兵隊の任務も鉄道を守ることであったが、もう1つ隊長キルレイン中佐が心を痛めていたのは、5年前にインディアンにさらわれた若い白人の姉妹、アン(ヘレン・ウェスコット)とジェニー(ヴェラ・マイルズ)を救い出すことだった。中佐は土地に詳しい牧場経営者のアーチャー(ガイ・マディソン)を呼び姉妹の救出を頼んだ。アーチャーにはベイカー軍曹(フランク・ラヴジョイ)が助手として行を共にすることになった。一行には、姉妹の兄であるジョニーや、カレンなど数人が加わった。数日の旅で一行はインディアンの集落の在りかをつきとめ、夜に乗じてアンとジェニーを救い出した。ところがジェニーは原住民の酋長と結婚することになっており、彼等と一緒に帰ることを喜ばなかった。一行はベロース堡に向かったが原住民の追撃は急で、ジェニー等数名が傷を負った。漸く堡に着いてみると、そこは中佐以下全員がインディアンの虐殺に遭った後であった。一行は急いでターピー堡に向かった。その最初の日、ジェニーの連絡で一行はインディアンに襲われ、苦境におちいった。ジェニーは脱走を企てて崖から転落し、死んでしまった。アーチャーは援軍を求めるべく、ベイカー軍曹らをターピー堡に走らせた。一行は一時苦境を脱し、フェザー河で渇きをいやしていたが、そこへ突如インディアンが襲撃してきた。敵味方相当の負傷者を出し、アンは味方の負傷者の看護に努力をつくした。インディアンの酋長はアーチャーと決闘の末、倒れた。指導者を失ってインディアンは一時退却したが、再び新しい攻勢がはじまりそうになった。今度こそ全滅とアーチャーが心に決めたとき、丁度ベイカー軍曹にひきいられた援軍の一隊が到着し、一行は無事救われた。そしてアーチャーは健気なアンを妻に迎えた。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く