「異文化共生」ファンタスティック・プラネット yuitosさんの映画レビュー(感想・評価)
異文化共生
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そのイラストの癖の強さから遠ざけていたがふと思い立ち鑑賞。1973年製作だが既にチェコアニメ臭が凄いw内容は意外にも王道展開冒険活劇で楽しく観ることが出来た。
当初悪意すらなく虫けら同然に殺され続けた人類が反逆の糸口を掴むも和平交渉に応じる様や学習装置をどんな状況でも持って逃げる様に、言語を介し相手の文化を深く知る事で相互理解に至る事が出来るという作者の生物文明の理智性へのリスペクトを感じた。人類にとって圧倒的畏怖の対象であるドラーグ人が個となる瞑想で他生命体からエネルギーを供給しなければならないという設定も孤独からの理解共生的メッセージを感じる。
もしゴキブリが急に人語を使って自身の権利語られても人類は早々と停戦を申し出られるかしらなんて思うと同時にドラーグ人は余程理性的だなぁなんて。
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