「よく、こんなモンを作ろうと思ったよ。」ファンタスティック・プラネット bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
よく、こんなモンを作ろうと思ったよ。
いや、ホントに作っちゃった「好きもの加減」は称賛に値します。とにかく、これまでの何物とも違う世界観、へのチャレンジであるのでしょうから。
1973年公開のSFアニメ。'73で調べてみたら、猿の惑星の最終章「最後の猿の惑星」、「ジャッカルの日」「燃えよドラゴン」「スティング」「007死ぬのは奴らだ」なども公開されています。何か、名作多すぎひん?
ベトナム戦争が終結し撤兵も完了。安堵感、脱力感、無力感、虚無感などなどが世界中で交錯している頃。ミュンヘン五輪のテロは前年の1972年。
ストリーそのものには、ベトナム戦争を嘲笑する様な、それっぽさもあるよな無いよな。フランスとチェコの合作。チェコと言えば1963年にイカリエ-XB1なる伝説的実写SFを製作している先進国。現代絵画的な世界観。明らかにプログレッシブ・ロックな音楽を提供したアラン・ゴラゲールは、ジャズ・ピアニスト。
「シュール」と言う表現が、最も適切であろう宇宙観・メカニズムデザイン・キャラクターデザインは中毒性あり。SWとか影響を受けてそう。劇場売店でT-シャツ売ってたんで買おうかと思ったら、¥5,000-だって?
それは高いぞ。さすがに。
商売っ気あり過ぎで、そこには萎えるってw
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