ファニー 紫の血の女
劇場公開日:1988年11月26日
解説
憎しみと愛を背中合わせにして持つ男と女の壮絶な生きざまを描くアンドルー・マルタン原作のロマン・サスペンス。ヒロインのファニーを演ずるのはスペイン映画界きっての人気女優ファニー・コタンソン。彼女の虜になる警部ガレゴを「異邦人」「恐怖の報酬」などで渋い魅力を見せたフランスの俳優ブリュノ・クレメールが演じている。
1984年製作/スペイン・フランス合作
原題または英題:Fanny "Pelopaja
配給:JAVN=松竹富士
劇場公開日:1988年11月26日
ストーリー
ファニー(ファニー・コタンソン)は、3年前、警部ガレゴ(ブリュノ・クレメール)に銃器隠匿の罪で投獄された恋人のマヌエル(イアン・セラー)を脱獄させてやると言われ、その代わりに自分の情婦になり操作に協力しろと脅迫された。憎悪を燃え上がらせながらも、ファニーはなぜかガレゴの強引さに魅了され、密会を繰り返すうち自ら愛欲の餌食となったのだった。ガレゴの手引きでマヌエルは脱獄に成功するが、ファニーを独り占めしようとしたガレゴによって、結局マヌエルは撃ち殺されてしまった。そしてファニーは、昔なじみのジュリアン(フランシスコ・アルゴラ)とマヌエルの妹ニナ(ベルタ・カブレ)とともに、今は警備員をしているガレゴに復讐するため、現金輸送車を強奪した。金を山分けした後、ファニーはひとりで海岸のホテルへと向かった。ガレゴはジュリアンとニナを拷問してファニーの居所を聞き出すと、ふたりをなぶり殺し、ファニーの待つホテルへと急いだ。愛憎うずまくふたりが、かつての想い出のホテルで再会する。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ビセンテ・アランダ
- 脚本
- ビセンテ・アランダ
- 原作
- アンドルー・マルタン
- 台詞
- パキータ・ヴィレ
- 製作総指揮
- ラウル・カッツ
- カルロス・デュラン
- 製作
- フランシス・ヴィリエール
- 撮影
- ファン・アモロス
- 美術
- ラモン・ポー
- 音楽
- マヌエル・カンプ
- 編集
- テレサ・フォン