ファースト・ワイフ・クラブのレビュー・感想・評価
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この映画は、「男性対女性という水掛け論」的なものではなく
支えてくれた人を裏切っちゃだめだよね、って話。
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貧しく大変な時代から共におり、ずっと尽くし支えて来てくれた人々を裏切るという行為。(冒頭)
裏切られた人たちのそれぞれの心情や行動とはどんなものか。(映画全体)
(劇中にも出て来て「正義の問題」とありますが)正義とは何か。(映画中盤らへんから終盤まで)
そして裏切り行為をしたものの先に待っているものは何か。(映画ラスト)
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…自分は単純にこの映画を観て、
ずっと支えて来てくれた人を裏切る真似だけはしたくない、と思いました。
尽くして支えてくれる人々は相手の力を上昇させる能力のある人々。ゆえにその反対のことも、可能。
そのことに気づけなかった、またはまだ気づけないままの、モーティ以外の男性たちに合掌。
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この映画の音楽担当者は、天使にラヴソングを…1,2、アダムス・ファミリー1,2、ヘアスプレー、新しいメリー・ポピンズを任された方、「マーク・シェイマン」さんです。
音楽が素敵なので、映画の曲やサントラがお好きな方は少しオススメです。
往年のベテラン女優の共演
ゴールディ・ホーン、ダイアン・キートン、ベット・ミドラーといった往年のベテラン女優共演コメディ映画。
劇中でも年増女を演じていて、それぞれが尽くした夫がいて、夫たちが若い女と浮気したため、3人が力を合わせて夫たちに復讐する物語。
物語は過去の大学卒業時に仲良しだった4人をチラッと描き、話は現代=1990年代に移り、うちの1人シンシアが夫に裏切られて自殺……という報道を他の3人が知る。3人が亡くなった学友の葬式で再会、近況報告、そして……といった展開。
エリース(ゴールディ・ホーン)は夫と共同で映画製作して、代表作は『愛人たちの予感』・『ツララの微笑』……(笑)
ブレンダ(ベット・ミドラー)も夫の事業に尽くしたのに若い女に走って……という若い女が何と「サラ・ジェシカ・パーカー」! ホントに若い!(笑)
アニー(ダイアン・キートン)は他の2人とは違って[安定した夫婦]だと言ったものの、「別居中」と言った途端に他2人から笑われる(笑)
【あげまんワイフ】を捨てた夫に復讐……という字幕が1990年代らしい古風な感じもナイス(笑)
それなりに楽しいコメディ映画だった。
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