ファースト・ミッションのレビュー・感想・評価
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ジャッキー&サモのドラマ映画
日本の松竹富士が出資してたらしく、配給もいつもの東宝東和ではなく松竹。そのため上映映画館もいつもの東宝系ではなく松竹系だったと思われ、僕も劇場公開時に観たがいつもの映画館ではなく別の映画館で観た記憶がある。同時上映はアイドル早見優主演のハードボイルド日本映画『キッズ』でした。
監督はサモ・ハン・キンポーで、ジャッキー演じる香港警察の刑事とサモ演じる知的障害(いわゆる知恵遅れ)の兄の兄弟愛物語。サモが、俺やジャッキーもアクションだけでなく演技だってできるんだと見せたくて作った、アクション少なめのドラマ映画である。しかし日本公開版では興行上の要請から病院と駐車場の2シーンでのアクションシーンを増やしているとのこと。確かに病院のシーンは、悪者たちが大量に病院の職員に化けてるのがどうにも不自然だった。またオープニングとエンディングにジャッキーが日本語で歌う主題歌が流れるのも特徴。現在DVDレンタルされてる昔のジャッキー映画のほとんどが国際流通版で、日本公開版はBlu-rayの特典映像として収録されてるのがせいぜいだが、本作は松竹が出資してるためか珍しく日本公開版が標準収録。その分オリジナルの香港公開版は観れないが、特に問題はないだろう。
劇場公開時にも面白かった記憶があるが、その後ビデオレンタルはした記憶がなく、テレビの吹替放送も観たような観てないような。それだけに今頃になってレンタルDVDで観た、あの頃の日本公開版がなんだかすごく懐かしかった。まず最初に出る日本語タイトルが、あ~昔はそういうのあったな~と懐かしい。またジャッキーが片言日本語で「トウキョウ、サタデナ~イト」などとムード歌謡調に歌うのも劇場公開当時からちょっとどうかとは思ったが、今では微笑ましくも懐かしく感じてしまう。当時のジャッキーは日本ではまさにアイドル扱いだったことを思い出させてくれた。日本でのジャッキー人気は凄まじかったらしく、『プロジェクトA』以後の80年代には地元香港より先に日本で公開されたこともあるとのこと。サモ、ユン・ピョウと3人で武道館でコンサートしたりもしてたんだよなあ。当時でも、マジかよ!この人たち歌手でもねえのに!?と思ったが。
話戻して映画だが、やはり記憶通りに面白い映画だった。サモ監督のジャッキー映画ではこれが1番かな。僕はジャッキーのドラマ重視映画も結構好きなんです。少なめのアクションもラストバトルの切れ味が素晴らしい。ヒロイン女優のエミリー・チュウはあの頃も美人だなぁと思ったが、今見てもやっぱり美人。ジャッキーがエミリー・チュウとディープキスするシーンがあって、当時は見てはいけないものを見たようなドキドキ感があったが、まだ純情だったんですね(笑)。
龍的心〜思い出のジャッキー映画〜‼️
サモ・ハンとジャッキーが兄弟に扮するお涙頂戴ムービー‼️サモ・ハンが知恵遅れの兄に扮しているのですが、元々幼い顔つきでそれらしく見えるので違和感なしというか、演技というよりは素ですね‼️そんな兄をかばって奔走するジャッキーの熱演は見事なんですが、シリアスとアクション、二兎を追うものは一兎をも得ずを形にしたような映画‼️サモ・ハンの兄があまりにもバ◯すぎて泣けるというよりは腹立ってくる‼️レストランで冷凍庫に閉じ込められるシーンとか、凍ってるサモ・ハン見せられても笑いしか起きない‼️しかしこの作品は、当時のジャッキー映画の中では異色の存在‼️まずジャッキーのキスシーン‼️それまであまり観た事がなかったので、小学生の私はかなりショックを受けた記憶が・・・‼️そしてクライマックスのアクションの残虐さ‼️拳銃で射殺しまくったり、工事現場の工具で悪党を串刺しにしたり、それまでのジャッキー・アクションを見慣れた小学生の私にはこれまたショック‼️そしてこの作品を語る上で欠かせないのが「China Blue」と「Tokyo Saturday Night」という2曲のテーマソング‼️日本語歌詞の朝名曲‼️しかしジャッキーが歌ってるのがダメ‼️せっかくの名曲なのに、変な外国人が歌う下手なカラオケみたいになってしまっている‼️どうせなら誰か日本人アーティストに歌って欲しかった・・・‼️
アクションはやはり良い
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刑事のジャッキーには知恵遅れの兄がいた。
その面倒を見ないといけないため、なかなか自由にできない。
船乗りになろうと夢もかなえられず結婚もろくにできなかった。
ある日感情的になり、しっかりしてくれと言ってしまう。
兄は思い詰めて仕事を探そうとするがもちろんうまく行かない。
そして事件に巻き込まれ人質に取られる。
しかし警察は兄を犯罪者と疑い、協力してくれそうにない。
ジャッキーは友人らと敵アジトを襲撃、兄を救う。
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結局は兄弟愛の物語なのかな。でも今の感覚で見たらどうなんやろ。
知恵遅れの兄と、そんな兄のために頑張るジャッキーみたいな図。
障碍者差別みたいにも見える。あくまで今の感覚やけど。
アクションは相変わらず良いし、そこそこ面白い。
ただやっぱりテーマがテーマだけに少し暗い雰囲気はあったかな。
夢は船員
ジャッキーがシリアスドラマに挑戦するも・・・
警察特殊部隊の弟が、誘拐された知恵遅れの兄を助けるため、ギャングに戦いを挑む物語。
ジャッキーチェン中期のお話です。当時のレビューでは「失敗作」的に書かれていた作品です。曰く「アクション一辺倒からドラマ色も組み入れようとして失敗」というニュアンスでした。総じて正しい意見に感じます。
ドラマを組み入れた新しいジャッキーを作りたいのであれば、今までのキャストやスタッフを一層して取り組む位でないと成功は難しかったと思います。ただ、抑え目とはいえ、ジャッキーのアクションは迫力満点で面白いですね。
ジャッキーによる日本語の歌が2曲も聴ける!
前半は知的障害を持つ兄(サモハン)と刑事の弟シャンヤン(ジャッキー)の微笑ましいほどの人情劇。30近い兄は小学生以下の知能しか持たないことに、時としていらだち、切れそうになることもしばしば。だけど、いつも庇ってばかりもいられない。子供の頃からの夢だった船員になることが叶いそうになったのだ。そうなったら恋人ジェニーに兄貴の世話をまかせ・・・などと、仲間からも揶揄されるジャッキー。やっぱり兄貴の傍にいてやらなきゃ・・・と迷いを隠せないのだ。前半は泣ける。
警察が追っていた宝石強盗団の一人が逃亡し、遊んでいたデブゴンと子供たちが宝石の入ったバッグを拾ってしまい、ついには強盗団に捕まってしまう。その兄を出頭させるためジャッキーと仲間の刑事たちが強盗団のアジトに殴り込みをかけるのだった。ジャッキーのノースタントより、他の俳優の方が派手なことしてた印象が残る。
後半のストーリーはかなり無理があったし、アクションシーンも、ジャッキーが銃を使って強盗団を殺しまくるといった残虐な描写が多い。警察の追っ手も振り切る粗暴ぶりもあったことから、ジャッキーと仲間たちは逮捕され刑務所に入れられる。終盤はその刑務所生活と、恋人ジェニーとデブゴンが仲良く遊んでるシーンをBGMオンリーで映し出す。
松竹が出資しているためか、日本語の歌といい、残虐シーンといい、かなりカルト的作品と言えるんじゃないでしょうか・・・あと、妙にひっかるのがジャッキーの愛車三菱ミラージュを犯人側に運転させてアジトに到着って点。
泣ける兄弟愛
1985年の公開時以来(TV放映はあったかな?)のDVD での鑑賞♡
成龍とサモの兄弟役 ちょっと切ないと言うか やるせない設定が とても印象的で 大好きな作品でした
詳しい事は知りませんが 権利の問題やらでなかなかDVD化されなかったとか・・・
いやぁ~DVD化されて良かった 良かった(*^ิ艸^ิ*)
ビジュ的にもめっちゃ カッコイイ成龍♡
おちゃめ要素少なめで 愛する兄ちゃんを助け出す為 仲間と敵の待っている現場へ乗り込んでいく所は ホントにドキドキ ハラハラ
ここのカメラワーク スゴく好きです(≧∇≦)b
いつも ひとりで突っ走って大乱闘~ボスをやっつけて めでたしめでたし!?
だったのが この作品は その後の部分も描かれていて
さすが サモ監督!
ふたりの笑顔で終わる所が たまりませんヽ(≧Д≦)ノ
本編のめっちゃ泣けるシーンでのNGとか 『Tokyo Sturdaynight 』 にのせて見られるのも嬉しかったです♪
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