「ヴィンディーゼルの目が優しい」ピッチブラック ウォレスをグルミット。さんの映画レビュー(感想・評価)
ヴィンディーゼルの目が優しい
数あるSF映画の中に埋もれてしまった作品だが、これがなかなか面白い。
「宇宙船が小惑星に衝突し、太陽が三つある灼熱の惑星に不時着。護送中だった凶悪犯含む生き残った乗客達は、懸命に脱出の道を探していく…」
ここまでは「フライトオブフェニックス」なんかに似ているが、ここから少し、というか、かなり路線が変わる。
「生存者の一人が洞窟を覗いたとたん、洞窟に引きずり込まれた。」
ん?
「仲間が洞窟に潜ると、そこには無残にも食い荒らされた死体が…」
まさか…
「呆然とする仲間の前に無数のエ…
エイリアン映画だった。まぁDVDの裏見たらわかるんだけどね。
少しもったいぶったがここからの展開はすごい。
「実はそのエイリアンは夜行性で光に弱く、洞窟の外には出られない。が、22年に一度の皆既日食により凶暴なエイリアンは地上に現れ、生存者を襲いだす。」
とっても運の悪い人たちだがこの映画、画で魅せる。太陽の三つある惑星や、オリジナリティー溢れるエイリアンの造形は一級品。冒頭の不時着シーンも個性的で盛り上がる。演出面でも緊張感絶えず、音楽もはまってる。キャストも人間味溢れ、ヴィンは強い。これはCGを効果的に使ったセンスの良いB級映画である。
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