びっくり大将

劇場公開日:

解説

「スパルタカス」でアカデミー助演賞を得たピーター・ユスチノフが1957年秋ブロードウェイにかけた自作のコメディの映画化で、製作・監督・主演を兼ねている。撮影はロバート・クラスカー、音楽はマリオ・ナシンベーネ。出演は「黒い肖像」のサンドラ・ディー、「スパルタカス」のジョン・ギャビン、「オーシャンと十一人の仲間」のエイキム・タミロフなど。

1961年製作/アメリカ
原題または英題:Romanoff and Juliet
配給:ユニヴァーサル
劇場公開日:1961年6月24日

ストーリー

欧州の小国コンコーディアの大統領である“将軍”(ピーター・ユスチノフ)は政治や博愛主義より恋愛と笑いを信ずる男である。東西対立の世界情勢を反映してコンコーディアも米国とソ連から援助の申し出を受けていた。米国大使フーパーもソ連大使ロマノフも将軍の心を得ようと必死に工作を続けている最中だ。将軍は自分が主催するパーティで米国大使の娘ジュリエット(サンドラ・ディー)が淋しがっているのを見つけ、ソ連大使の息子イゴール・ロマノフ(ジョン・ギャビン)に紹介した。2人はたちまち恋仲になった。おどろいたイゴールの父親は本国から息子の許婚者を呼びよせるべく手配した。ジュリエットの許婚者も本国からコンコーディアにやってくる暗号電報が本国から打ってきた。ところがこの電文を入手したソ連側はその内容をかん違いして米国側のコンコーディア侵略作戦開始の司令と思いこんでしまった。両国は色めきたって戦争準備をはじめた。2人の恋人の危機に当面した将軍は全知全能をはたらかして恋の成就と国際政局の収拾にのりだした。そして米国とソ連の大使を交互にけんせいし、国内に動員令を発してあらゆる手を使い、ジュリエットとイーゴル・ロマノフを結びつけてやろうとした。こうしてついに計画は成功し、コンコーディア独立記念式典の席上、2人は華やかな結婚式をあげることができた。双方の父親たちはこの結婚が認められないと言いはった。が、恋愛と笑いはどんな爆弾よりも強力だと信ずる将軍は、自らあげた国際親善の成果を報告するべく国連の所在地米国に向かって出発するのであった。

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