「追跡者をいかに振り切るか」引き裂かれたカーテン Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
追跡者をいかに振り切るか
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総合:70点
ストーリー: 70
キャスト: 80
演出: 80
ビジュアル: 65
音楽: 65
ヒッチコックのスパイもの。いかに逃亡するかとどうやって追跡を振り切るかという緊張感を楽しめる。
ニューマンは訓練を受けた本職のスパイではないので、婚約者について来られたり尾行に気づかなかったりとくだらないミスをしては自ら危機を招き入れる。しかしその反面、教授からうまく数式を聞き出したり包囲された劇場からうまく逃げたりと機転も利いている。
しかし気になったのは、劇場でニューマンが「火事だ」と叫ぶところ。彼はドイツ語が出来ないはずなのだが。叫んでいるのではっきりと聞き取れなかったのだが、ドイツ語で「Feuer」ではなく英語で「Fire」と言っているように思えるのだが、どうなのだろう。ドイツ語で叫ばなければ他の観客には聞き取れないしパニックを引き起こせないので意味がない。それに火事だの一言だけでこれほどみんなが即座に反応するかなとも思う。煙も炎もないのだから、火事だ危ないみんな死ぬぞ逃げろくらいは言わないと駄目なような。彼のこの機転のすごさには感心した一方で、そこらあたりがどうなのだろうか気になる。
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