ピーターズ・フレンズのレビュー・感想・評価
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群像劇風
音楽家ロジャー(ヒュー・ローリー)とメアリー(イメルダ・スタウントン)は夫婦で、双子の一人を亡くしている。黒人サラ(アルフォンシア・エマニュエル)は大学時代から誰とでも寝ていた尻軽女で、今回の集まりには2週間前に知り合った妻子もちの男を連れてくる。アンドリュー(ケネス・ブラナー)は女優の妻を連れてくるが、学生時代にサラと一時期婚約したことがばれて、妻に帰られてしまう。マギー(エマ・トンプソン)は独身で、ピーターに結婚を迫るのだが、バイセクシャルという理由で拒まれてしまう。
6人以外の連れ2人が場違いであるかのような振る舞いをして、場がしらけてしまうところが微笑ましい。群像劇風にすることによって、些細な夫婦や恋人の問題よりも大人になっても友情が続いていることを表現し、観ていても古き良き時代を回顧させられるドラマになっている。そして、ピーターだけが群像劇からはずされていると思わせておいて、新年を迎える直前に重大な告白をする。いかにもドラマチックに盛り上げてくれるものの、マギーが使用人の息子とセックスする場面で幻滅してしまったので評価が落ちてしまいました(これは不必要でしょ・・・)。
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