バロウズのレビュー・感想・評価
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ビートジェネレーション
僕にとってビートは解りもせずに
ハマったカルチャーだった。
解りもしないのにバロウズやギンズバーグを追いかけ
ケルアックに触れてみたり。
そんで解りもしないのに裸のランチを観た記憶も
それってどう言う経験なんだ?
と改めて振り返るのにバッチリな映画だった◎
ビートとは心臓の鼓動に向き合い心臓と共にあるとされる
魂の有り様を見つめるカルチャーだったんだと。
僕の理解はそう落ち着いた(^^)
だから魂の戯れには現世の区分や勝手に社会が定めた分別
なんて関係ないのである!
ビートジェネレーションにどこか憧れているオイラです。
ビートニクスのアイコン、ウィリアム・バロウズのドキュメンタリー。
とにかくあの人格形成に凄く興味があったので、映像が観れて本当に良かった。
おっとりとした性格で薬中の快楽主義者、そしてゲイの非同調主義者で知性派の米国紳士だが、究極の身勝手人間。
表面的には真似できるが、本質的には真似る事ができないほど破滅的な生き方だったけど、こういう人ほど逆に長生きしちゃうw
ちょくちょく挟まれる朗読の映像がニュースみたいに読むのでなんか面白い。
奥さんの射○は本人の証言が二転三転しており、他の人の証言が聞けたのは興味深かった。
また、少し悲しいけど、息子との距離感も彼らしく素敵だった。
カットアップってああいう事なのね。
英語ならではの手法だと思うけど、自分の文章になるのか疑問。
母親の看病を押し付けられてしまったお兄さんの「裸のランチ」の酷評を聞いていたバロウズの表情にはマジ笑えた。
確かにバロウズの人気は作品と言うよりそのライフスタイルにあると思うので、お兄さんはあながち間違ってはいないと思ったりして。
映画「裸のランチ」はクローネンバーグ色が強過ぎで小説とはほぼ別物だが、これはこれで大好きです。
なんだかんだ言って、あんなやりたい事だけやって一生を終えるってやっぱ憧れちゃいますね。
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