「ブッチとビンセントとジュールスとボス」パルプ・フィクション akkie246さんの映画レビュー(感想・評価)
ブッチとビンセントとジュールスとボス
マイケル・マドセンが亡くなったというニュースを見て、「レザボアドッグス」と本作品を連続で久しぶりに見返した。
面白いのはわかっていたが、時間が経ってから見るととても感慨深い。30年以上前の映画なんだなあ。「パルプフィクション」はタランティーノの二作目だったのか。当時劇場で見た時は、ストーリー展開について行けなかった私です。聖書を引用するジュールスの台詞にも。今でも少しおいてかれるけど。
ビデオで何回か見返そうとしては、その度に挫折していた作品。全体が長すぎるのだ。「レザボアドッグス」は90分くらいの作品だったが、この作品は二時間を超える。
とは言え、かなり面白い。ネタバレになるので、以下は見た人のみでお願いします。
時系列順に並べたもの(すいません、途中まで💦)
0.ブッチ少年が亡き父の戦友から形見の腕時計を手渡される。その時に聞いた時計の逸話。
1.ある日の朝。7時すぎ。あるアパートの一室へ向かう黒いスーツの白人と黒人のコンビ。ジュールスとビンセントが、裏切り者の三人組の若者の部屋に来る。大事なカバンを取り返しに。もちろん裏切ったやつらを制裁する必要もある。この時点で、ボスの奥さんのミアをエスコートする仕事をビンセントは頼まれていてその心配をしている。ハワイアンハンバーガーを美味そうに食べたりスプライトをごくごく飲んだりする。ユーモラスなのに緊張がただよう。部屋で二人は無事カバンを取り返したが若者は実は四人いて四人目に撃たれそうになる。奇跡的に全ての弾は外れ二人は無傷。ジュールスは神の奇跡を感じ、仕事から足を洗うことを決意。
2.帰りの車内。ビンセントとジュールスと生き残りの若者ひとり。(ちなみに「レザボア」では全員白人の男のみの出演で女性も黒人も登場せず)ビンセントは、誤って若者を撃ち殺す。携帯電話で近所に住むジミーの家に電話する。
3.ジミーの家。まだ朝なのに、死体を積んだ車を持ち込まれ迷惑そうなジミー(監督脚本のタランティーノ)。ボスと電話でのやりとりがあって
