「何かが始まるようで始まらない」パルプ・フィクション tiso jackさんの映画レビュー(感想・評価)
何かが始まるようで始まらない
映画は2,3時間の中で起承転結まとめ上げるものであるという概念が覆された。
それぞれの登場人物ごとのストーリーに対して明快な最期を見せず、ただ、ストーリーとしては繋がっている。
途中途中出てくる尺が長めのサイドストーリーも本編に関係あるような無いような
(そもそもどれがサイドストーリーなのかもよくわからない)
こう書いてはいるが、この作品に対して決して否定的には思っていない。
クセのあるセリフ回し、スリルのある展開、カメラワーク、構成、恐らく同じ脚本でも監督が変われば駄作になったであろう。
自分の中では、紙一重の名作と呼びたい一作であった。
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