ハリケーン(1979)

劇場公開日:

解説

37年に製作されたジョン・フォード監督の「ハリケーン(1937)」のリメイクで、南海の孤島を舞台に許されぬ愛に命を賭けた男と女の苦悩とハリケーンの恐怖を描く。製作はディノ・デ・ラウレンティス、監督はヤン・トロエル、脚本はロレンツォ・センブル・ジュニア、撮影はシュヴンン・ニクヴィスト、音楽はニーノ・ロータ、編集はサム・オースティン、特殊効果はグレン・ロビンソン、アルド・プッチーニ、ジョー・デイ、レイモンド・ロビンソンが各々担当。出演はミア・ファロー、デイトン・ケイン、ティモシー・ボトムズ、ジェイソン・ロバーズ、マックス・フォン・シドー、トレヴァー・ハワード、ジェームズ・ギーチ、コートネイ・プラウン、アリロー・テクラレール、ウイリー・マイヤーズ、ニック・ラッジョーズ、ナンシー・ホール、マヌ・トゥプー、サンプレット・テファーヌなど。

1979年製作/アメリカ
原題または英題:Hurricane
配給:日本ヘラルド映画
劇場公開日:1979年4月28日

ストーリー

1920年代の南太平洋に浮かぶ夢の島、東サモア。ある日、総督ブルックナー(ジェイソン・ロバーズ)が娘シャーロット(ミア・ファロー)を伴って赴任してきた。2人を迎えてのパーティで将校たちが注目する中、若く美しいシャーロットがダンスに選んだ相手はジャック・サンフォード大尉(ティモシー・ボトムズ)だった。しかし、シャーロットが興味を示したのは、マタンギ(デイトン・ケイン)というサモア人の美青年だった。彼はアラバという珊瑚島の王の息子で、王位を継ぐために帰っていった。--やがて、アラバ島のトとなったマタンギを、総督はシャーロットと共に訪問した。この再会にマタンギへの気持が高まるのを感じたシャーロットは総督一行が島を去る日、「島の風景を絵に描く」と言って1人島に残った。その絵が発端になって、彼女とマタンギの仲は親密になり、密会が続いた。マタンギは、ついにシャーロットに結婚を申し込んだ。しかし、そのことを知ったマタンギの婚約者のモアナ(アリロー・テクラレール)は、失意の末、身を投げて死んでしまう。総督の怒りに触れ、4年の実刑を言い渡されたマタンギは護送船からシャーロットと共りに脱走した。そのころ、海は怒の兆しを見せ始めていた。異様な轟音と共にジャック、総督らが次々に強風の犠牲者になっていった。嵐は去った。廃虚と化した人影のない村で、愛し合う2人だけが残されたのだった。

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