パラサイトのレビュー・感想・評価
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20年間探していた作品
物心つくかつかないか、の頃に観たボールペンに詰めたヤクを吸い込むときに鼻を塞ぐシーンや頭だけの女性が触手で歩くシーンが脳裏に焼きついて離れず、「あの面白かった(はず)の映画はなんなんだ…。」と、ずっと探してきたが、タイトルはおろか俳優の顔すらもまともに覚えておらず調べようのないまま似たシーンのある映画を観るたびにやきもきする毎日を過ごしていた。
そんなある日、某映画批評家3人が毎週鼎談し映画を語るYouTubeチャンネルをみているとその日は映画『ドミノ』の回。その中でロバート・ロドリゲス監督のフィルモグラフィーを辿っていると本作について「頭が触手で動いて〜」と触れているではないか!内容について触れていたのはほんの一瞬だったが、その一瞬で私は探していたものが本作であるとほとんど確信していた。すぐに某南米河川.comで検索しカートに入れたがなかなかポチらずにいた。それは、無くした財布の所在を瞬時に確信したことで焦りが刹那で安心感に変わるのと似ていて、もう答えが分かっている気分だったからのように思う。
そうしてぐだぐだとカートに入ったままだったが、つい先日やっと購入し鑑賞。やっぱりコレだ!
俳優を見てみると、当時観てしばらくするとヒットした『ロードオブザリング』シリーズのイライジャ・ウッドや、『ワイルドスピード』シリーズ主人公ドムの"リアル"ファミリー役でおなじみのジョーダナ・ブリュースター、そしてジョシュ・ハートネットなどなど有名どころも出演。でもやっぱり「20年前の自分には判別つかなかったろうなー」と思いながら観ていた。
作品自体も素晴らしく、1990年代後半の雰囲気(特にアメリカンハイスクールの)が大好きな私としても、ホラーでスリラー、学園モノでSFという全部盛りなのにそれぞれの要素が過不足のないシンプルなストーリーに仕上げている。複雑になり過ぎていないという完成度の高さ。
そしてなにより、好きな監督の1人であるロバート・ロドリゲスの作品だったことに驚いた。過去作全ておさらいしてないのに好きと言えるか?と言われればぐうの音も出ないが、公開順を見ると『フロムダスクティルドーン』と『スパイキッズ』という濃い濃い名作に挟まれている本作はスッポリ抜けていた。言われてみればクリーチャーの素晴らしく気持ち悪い造形やCGの感じは『フロムダスク〜』まんまなのだが。
兎にも角にも超個人的な理由で思い出深い作品だったこともあり、傑作だった!と言い切ります!!
懐かしい青春スター多数出演の学園ホラー
1998年(アメリカ)監督:「デスペラード」のロバート・ロドリゲス。
ジャンルは青春学園SFホラー&モンスターパニックかな?
この頃、
「スクリーム」1996年
「ラストサマー」1997年
が、学園ホラーとして大ヒットしてましたね。
この映画の中でも、ネーブ・キャンベルとジェニファー・ラブ・ヒューイットの名前が
会話の中に・・・。
「スクリーム」は同じメンバーで2022年に「スクリーム」の5作品目が公開になるとか・・・
「ラストサマー」も「ラストサマー3」まで作られたが、この「パラサイト」の続編は
なぜ作られなかったのかなあ?
面白いかったです。
ハイスクールの校長、教師、アメフトの監督と・・・エイリアン(?)に寄生されて、
学園はパニック状態に・・・。
地球壊滅の危機を救うのは、
弱虫のケイシー(17歳のイライジャ・ウッド)と、
ヤクの製造と販売をしている不良のジーク(20歳のジョッシュ・ハーネット=やけに老けてて態度が
デカい)
ケイシーとジークを軸に寄生してくるエイリアンを生徒たちが倒す・・・
そういうストーリーです。
アメリカのハイスクールものの映画は、なんとなく馴染みがあって入り込みやすいです。
学園のクラスメートたちの仲間内で、誰が寄生されてるか?
犯人探しが楽しい!!
エイリアンというかモンスターもニョロニョロ系で、オオ蛸とか、人の顔の下にすぐ蛸の足・・・
などのCGも古風で楽しい。
久しぶりに高校生活を思い出しました。
映画を好きになるきっかけになった作品
中学生の時にテレビでこの映画を見てジョシュ・ハートネットに惚れた。学園モノのB級ホラー。
評価は当時の気持ちでしました。
この作品を見てから、映画を面白いと思うようになって、色々見るようになった。
もう一度見たい。どこにも上がってない。
ティーンムービーとしての効力が抜群
B級ホラー映画の傑作!
いやぁ・・・
久々に出会いました。B級ホラーの傑作映画!
原作はロバート・A・ハインラインのSF小説「人形使い」だそうで・・・
学生時代読みましたが内容覚えていません
正面から見た、少女の絵が本の表紙(当時)で、好きな作品の
ひとつではあったので面白かったのでしょう
でもこれは現代アメリカのハイスクールが舞台という時点で
原作とは異なっている
登場人物は、内気ないじめられっ子にタカビーに頭はいいけど不良の
イケメンにSFオタクなどのキャラが立ってる面々で配役もぴったり
音楽は、ハイスクール場面はノリノリのロックで、エイリアン登場場面は
不穏な静けさの落差が、ベタだと思いつつ不安感(と期待感)を
煽る
誰がエイリアンかわからない、ドキドキ感もいい
エイリアンの造詣が映画「エイリアン」「遊星からの物体X」の
パロディーだったり、SFオタクの話すエイリアンものの小説の
筋立てがこの作品と被っていたり・・・
脚本も監督も実に楽しんで映画作ってるなぁ
苦手なはずのグロい描写が多いのに、楽しく見られちゃう♡
力技な所もあるけれど、伏線上手く回収して、話はB級なりに
良くできている
暇つぶし・・・程度に思っていたら、まさかの傑作だった
楽しめた!
でもって、この作品にも「ヒーロー」という言葉が
出てくるのね
なんてヒーローオタクなんだアメリカって国は!w
そんな作品。お薦め
ジョシュ・ハートネット
サプライズの連続
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