「さすがに時代を感じる」バニシング・ポイント ばとーさんの映画レビュー(感想・評価)
さすがに時代を感じる
もう半世紀以上前(1971)の、ダッジ・チャレンジャーR/Tを永遠の名車にしたカルト的作品。10代のころTVで観た記憶はあるが劇場では初見。
アメリカンニューシネマとかヒッピームーブメントとかベトナム戦争とかのコンテキストなしだといまの視点では解りにくい箇所があってさすがに時代を感じる。昨今の映画も50年ぐらいして観ると執拗なまでのLGBTQテーマのあつかいに違和感を覚えるかな。
ただ主人公がDJに英雄に祭り上げられて、単なるスピード違反が社会現象化して肥大化するプロセスは現代に通じるものあり。
昔観たラストシーンの記憶だと小山のように巨大なブルドーザーだったのに、再見したら意外なほど小さいドーザーだったんで拍子抜けした。あれ脳内でイメージ創造してたんだ。
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