「ただただ無言で突っ走る映画」バニシング・ポイント かつさんの映画レビュー(感想・評価)
ただただ無言で突っ走る映画
ここまでセリフの少ない映画は他にないですね。特に主人公のコワルスキーはホントになにも喋らない 笑 ただただ無言でチャレンジャーを猛スピードで走らせるだけとの映画。一見すると、面白くない映画に見えるけど、なんとも言えない魅力があって、全然見れちゃう。
走行シーンで見えるこの当時のアメリカの各地の景色や、雄大な風景は見ているだけで楽しいし、それに加えて、並走シーンの迫力、地面を走るアングルの疾走感、そして、喋らない主人公 笑。思うに、自分自身が、この激走ドライブをやってるような感覚になれるのがこの映画の魅力なのかもしれない。
もはや、極力走行以外の展開はなくてもいいと思ってたから、個人的な集会とかゲイのヒッチハイク強盗とかなくても良かったかもな。しかも、終盤にきて魅力がどんどんなくなっていった・・・。いろいろ登場人物ができてきて、走行シーンが少なめになって、終いには、素っ裸でバイクに乗るねーちゃんが登場!狂気の沙汰 笑
にしても、ドラッグや黒人差別がさほど悪でなく、日常感をもって描かれているのは、時代を感じますね・・
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