「これぞ!」バニシング・ポイント ミカさんの映画レビュー(感想・評価)
これぞ!
ベトナム戦争、チョッパーバイク、マリファナ、ヒッピー、黒人、ゲイ、そして体制側の象徴である警察やカーボーイ、反体制の象徴であるコワルスキー。
これぞアメリカンニューシネマという作品だと思います。当然作品には、当時のアメリカ社会に対する怒りや反発、悲しみが溢れています。
コワルスキーのゴールは、カリフォルニアです。カリフォルニアは、ヒッピー文化が盛んな自由な場所です。また、反戦運動も盛んでした。
ベトナム戦争で深い傷を受けて、孤高に生きるコワルスキー。コワルスキーが、カリフォルニアを目指す意味を深く考えずにはいられませんでした。
プライマル・スクリームの「バニシング・ポイント」というアルバムがふと脳裏をよぎりました。
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