劇場公開日 2024年1月19日

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「ハーヴェイ・カイテルのつるべ打ち」バッド・ルーテナント 刑事とドラッグとキリスト La Stradaさんの映画レビュー(感想・評価)

ハーヴェイ・カイテルのつるべ打ち

2024年9月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 博打で多大な借金を背負いドラッグ浸りの刑事が、性被害を受けた尼僧事件の賞金を狙う物語。グズグズ男がグズグズを繰り返し、ダメの上にダメを積み重ねて行きます。捕まらない犯人を自らの宗教心に基づいて許そうとする尼僧に対して、賞金欲しさから「赦してはならない」と説得するなんてクズ中のクズ。そして、遂にはキリストまで登場します。宗教右派の多いアメリカでこんな映画撮って大丈夫だったのかなと余計な事が気になりました。

 それにしても、この時期のハーヴェイ・カイテルは、『テルマ&ルイーズ』『レザボアドッグス』『天使にラブソングを』『ピアノレッスン』『スモーク』と名作つるべ打ちだったんだな。

La Strada