劇場公開日 1986年2月1日

「ゾンビコメディの走り」バタリアン すみれ7878さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ゾンビコメディの走り

2021年6月7日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

単純

興奮

 おっさんが新人のお兄さん(一応主役?)に「あのゾンビ映画って実話なんだぜ」っていう与太話をするところからスタートするこの映画。ちょっとした悪ふざけの結果、実際に死体が生き返り、「脳を破壊しろ」って言って必死に脳を破壊することに..。でもゾンビは死なない。その時のおっさんのセリフが「何でだ、あの映画は嘘っぱちか?」って、そりゃあ映画は嘘に決まってますが、とてもおかしいセリフだと思いました。
 その後、ガスを吸ってしまった人間が死後硬直を経てゾンビ化。おっさんが自分もそうなるに違いないと絶望して自分を焼却。ゾンビを生成する物質が煙に乗ってゾンビが大発生。見回りパトカーに走ってくる大量のゾンビたち。今までゾンビはよたよたと歩くだけのものだと思っていたから、とても衝撃を受けました。だいたい、こんな大量の元気なゾンビ、どうすりゃええの? 結局、結末はアメリカらしく力で解決。でも全然解決になってないというオチ。ゾンビと言うモチーフを使って遊んでみたというとても面白い映画でした。教訓等、まったくなし。でもストーリーは一巻していて楽しめますよ。

すみれ7878