「素晴らしかった」ハスラー 吉泉知彦さんの映画レビュー(感想・評価)
素晴らしかった
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ポールニューマン特集3本目。客入りは毎回よくないのだけど、とうとう貸し切り状態だ。いつ見たのかVHSだったかDVDだったか思い出せないのだけど2回目だ。
ひどい集客とは逆行して内容は最高に面白い。「あの時こうしていれば」などと自分の人生にも置き換えて考えさせられるような、「おいそこ、こうしろ」と叫びたくなるような場面が多々ある。特に最初に名人と対戦する時は、ヘロヘロになって名人の方がバリっと身支度を整えているのに対してエディはジャケットを着たのに襟が内側に折れていて、こりゃ駄目だと思う。
ヒロインはヒロインで切ない人生を送っていて、自殺はないわ~でもしょうがないかな~と遣る瀬無い気持ちになるのだけど、彼女よりひどい境遇にある女性も知っている。そんなこと気にしても仕方がないのだけど、つい考えてしまう。
主人公のエディをスポンサードする男がひどい。ぶっ殺されて欲しい。
最初から最後まで濃厚だ。
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