劇場公開日 1993年12月11日

「切なくもさわやかな余韻」パーフェクト ワールド live_at_luxorさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0切なくもさわやかな余韻

2009年10月23日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

公開はもうどのくらい前になるのでしょうか
学生のころ友達に進められて初めて観てからというもの
何度となく繰り返し観てきた大好きな作品です。

ひょんなことから始まった
人並みはずれたIQを持つ逃亡者ブッチと
宗教上の戒律にがんじがらめの少年フィリップの二人旅。

60年代の古き良きアメリカの時代背景に映えるクラシックカーが
乾いた大地をひたすら走り続けます。

会話の中で徐々に明かになっていく2人の育ってきた環境から
抑圧された少年を幼い頃の自分の姿と重ね合わせるブッチ。

旅の中で少年の希望を一つ一つ叶えていきます。
叶わなかった自分の夢を一つ一つやり直すかのように…。

逃亡者を描くロードムービーでありながらも
旅の途中でめぐり合う人々とのエピソードには
こどもが関わることで微笑ましい空気が流れます。

そこにスパイスを聞かせるのが追跡者となる2人。
ブッチとは古くから因縁のある保安官と、いわゆる出来る女。

立場は違えど、それぞれに心に孤独を抱えるはぐれ者たち。
お互いを認め合うそれぞれの間にもまたある種の絆があります。

長い旅路を進むうちに迎えるターニングポイント。
観る者の思いとは裏腹に急展開していく後半~ラストにかけて
目には熱いものがこみ上げてくるはずです。

違うんだよ…。ああ…。

公開当時の若さゆえの思い入れの深さなのかもしれませんが
いつまでも変わらずお気に入りマイベストの上位作品。
もちろんDVDもお買い上げ済みです(笑)

まだ観てない方。ぜひ観てみてください。

※他サイトより転載(投稿日:2008/11/18)

live_at_luxor