劇場公開日 1999年3月20日

「大統領選はスキャンダルだらけ」パーフェクト・カップル kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0大統領選はスキャンダルだらけ

2018年11月11日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 黒人青年ヘンリーが何かに目覚めたようにスタントンを支持して、選挙運動に奔走する。太った白髪のトラヴォルタの知事。知事になるときにはスキャンダルは発覚しなかったのか?南部ということで、いい加減な選挙だったということも暗喩してるかのような・・・

 運動員にビリー・ボブ・ソーントンが加わって、さらにキャシー・ベイツが参加すると俄然面白くなってくる。最初はちょっとダレ気味だったってことです。ライバル候補側か、彼を降ろしたいグループの策略か、電話盗聴や証言偽装など、さまざまな妨害が起こる。CNNニュース番組ではもちろんラリー・キング本人が登場。コメディなのでもっと笑えるかと思ったら、リビー(ベイツ)の最期が悲惨すぎる・・・

 アメリカの大統領選映画は、どれもこれも似たようなスキャンダルを扱ったものが多いけど、これもその一つ。中盤でライバルは心臓発作を起こし降板となってしまったが、また強敵が現れる。そのスキャンダルを探し出し、それを材料にしようとスタントンが躍起になる姿に失望してしまう運動員たち・・・セックス・スキャンダルやら麻薬がらみって、どうして多いんだろ。唯一救われたのがスタントンが逮捕された理由はベトナム戦争の兵役から逃げたということだけだった。

kossy