「メメント・モリ」野いちご マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
メメント・モリ
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メメント・モリそのもの。
西洋人の死生観。仏教は死んで輪廻転生する。しかし、西洋のキリスト教は天に召される。つまり、死にたくないが、死を意識して生活する。それが実存主義の結論。まぁ、名作なのだろうが、
ありきたりのお話に僕は感じる。
死への恐れと昔の思い出が実にありきたり。
最初の場面が、アメリカ人画家のエドワード・ホッパーみたいに感じたが、死への恐怖であることは分かるし、それが野イチゴで温かく死を意識しつつ見つめ直す。
さて、巨匠の映画なのだろうか?
なんか、貧弱なメメント・モリに感じる。
死への恐怖が「棺桶」なんてありきたりでしょ。
もっとも、カラヴァッジョの「メメント・モリ」も「骸骨」だからね。
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