劇場公開日 1949年11月

「最高のラブコメ!」ニノチカ 吹雪まんじゅうさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0最高のラブコメ!

2024年10月22日
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鑑賞方法:VOD

笑える

幸せ

萌える

これはもはやコントである(笑)

ベラ・ルゴシが見たくて本作を鑑賞したわけですが、ルゴシはちょい役でした。残念。まぁ、あの眉毛見れたからいいや。

グレタ・ガルボとメリヴィン・ダクラスについては全く知りませんでしたが、素晴らしい演技でした。特にグレタ・ガルボ、最高です。二人のチグハグな会話が滑稽でおかしくておかしくて…笑いが止まりませんでした。「堅物女とロマンティック野郎の恋」なんて今でこそベタですが、この時代に既に完成されたジャンルだったのですね。驚き。

あとポンコツ三人組も大好き!この三人が物語を盛り上げつつ、トラブルの原因になったりして目が離せません。資本主義がどうとか時代背景を知らないとチンプンカンプンですが、この三人を見てたらどうでも良くなります。いや、どうでも良くないんだろうな(笑)

多分、風刺を含んだコメディだったんだろうと思うので、やはり時代背景等知っていた方がより楽しめるかも知れません。それでも軽妙な会話を聞いているだけでおかしくて最高に笑えます。特に酔っ払ったニノチカ、アホ過ぎてめちゃくちゃ可愛いです(笑)

テンポ良く全くダレることなく、ラストも綺麗に締めてくれます。現代においても全く色褪せない傑作ラブコメディです!

吹雪まんじゅう
瀬戸口仁さんのコメント
2024年10月25日

コメント頂き、ありがとうございます(ご返信には及びません)。
おっしゃった通り、今見ると描写不足はあると思いますし、普遍的と言われた通り、その当時を風刺した映画でも、時代を超えて笑える好例ですね。
駄文ばかりですが、またよろしくお願いします。

瀬戸口仁
瀬戸口仁さんのコメント
2024年10月23日

共感ありがとうございました。初めてコメントいたします。
当時のソ連の非人間性を徹底的にこき下ろすような風刺があったわけですが、おっしゃる通り、背景知識が無い方でも笑えるような、チグハグさや滑稽さが笑いを誘う、コントみたいなコメディなのですね。

瀬戸口仁