「葛藤するヘップバーン」尼僧物語 SpicaMさんの映画レビュー(感想・評価)
葛藤するヘップバーン
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主人公の少女は、憧れのマザー・テレサのようにアフリカのコンゴで看護婦として現地の人々に尽くすことを夢見、そのために父の反対を押し切ってキリスト教の修道院に入る。
修道院では神の下僕になるべく、徹底的に自己を捨て、他を利することを教えられる。(このくだりが厳しすぎて目がテンなってしまった。永平寺より厳しい。知らんけどw。)
生真面目な主人公は周囲も心配するほど必死で教えを守るが、大戦が始まり、愛する父が、負傷者の手当てをしている時にナチス兵に撃たれて亡くなったことを知ると、敵側への憎しみを抑えることができなくなり、修道院を出る。
可憐なヘップバーンが心に深い葛藤を抱えていくのが哀れを誘う。
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