ナビゲイターのレビュー・感想・評価
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ビデオ全盛の時代。パッケージに負けた
お話は割とかっちりとしたSF映画で、主人公が小学生だけに深刻にならない。でも、自分の弟が先に成長してしまい、UFOの冒険から帰還した時には彼は高校生に。まさに「双子のパラドックス」を解りやすく映画にしたようなお話に、知的好奇心をくすぐられたのでした。
SFXも結構頑張っていたように思う。のちに「アビス」とか、「ターミネーター2」などで使われる液体のエフェクトを、この時点で上手に見せていた気がする。発見されたUFOの出口がどこにも見当たらず、いざ乗り込もうとしたら、ボディが変形してハッチに代わるという視覚効果。
そしてUFOの飛翔シーンは爽快で、とても気持ち良かった。
UFO自体が意思を持ち、ナビゲイターとして少年とコミュニケーションをとるという発想もユニークで、異星人のクリーチャーを登場させないで済み、それによる興ざめもなかった。少年との掛け合いも軽妙で、話が明るく、テンポよく進行する。さすがディズニー映画。
いい宇宙人なのか?
UFOだと思わせておいてフリスビー犬の大会へと場面が変わる印象的なオープニング。78年と86年という短い期間でありながら、流行ってる音楽の会話なんかを上手く使って時代をよく表現してあるなぁと感心したぞ。それにしても周りが全て8年経過しているってのも寂しいものだ。氷漬けにされて孫の世代にまで時代が飛んだというコメディドラマもあったけど、これはほんの8年なのだ!弟が自分よりも年上になるなんてのは悲しすぎる。残念なのは好きだった女の子ジェニファーがどうなったのか?犬のブルーザーはどうなったのか?なんて細かなところが描写されてないのが残念。
デイヴィッドは脳波の検査を受けると、頭の中が勝手にコンピューターの2進法と対話して、そのうち墜落していたUFOの形を描いてしまう。医師はNASAに連絡し、そこでも精密検査を受けるのだ。テストに耐えられなくなったデイヴィッドは逃げ出そうと、世話をしてくれるキャロリン(パーカー)に頼み、それがNASAに保管されていたUFOへと導かれる。8年の間、何をしていたのか?実はUFOに乗ってナビゲーターになっていた・・・なんて、全然わかんね(笑)。彼の頭に植え付けられた星図をコピーして、なんとか帰れるようになったマックス(目玉のAIみたいなものか?)。最後には時間を遡ってめでたしめでたし・・・なんだけど、説明が足りなさすぎ。
80年代は『未知との遭遇』や『ET』のおかげで、いい宇宙人の映画が作られたように思う。そしてジュブナイルの映画も。
後半がつまらん
ディズニー版浦島物語
独立プロの企画でしたが流石にディズニーが目をつけただけのことはありますね。スピルバーグの「未知との遭遇(1977)」や「E.T.(1982)」のフレンドリーな宇宙人ものの流れを受け継ぐ希少な部類の映画です。正確には宇宙人でなく宇宙人の作ったロボットでした、物足りないと思ったのでしょうか星々から集めたサンプルとしてスターウォーズに出てくるようなキモい生き物も華を添えていましたね。ピクサーもまだ無かった時代の割にはCGも良くできていました。オープニングのタイトルバックも円盤に見立てたフリスビーとワンちゃんの好プレー集で退屈させない気遣いは流石です。
行方不明だった人たちが宇宙船から出てくるのは「未知との遭遇」のアイディアでしたが本作の謎も浦島太郎的で相対性理論を持ち出さなくても直感的に理解できて面白い。デビッドが家に電話を掛けにガソリンスタンドに立ち寄るのも「E.T.」のパロディなのでしょうか。お子様向けなのですが童心に帰って気楽に楽しめる良作でした。
細かな
ネバー・エンディング・ストーリー
宇宙船で飛び回る場面は、ネバー・エンディング・ストーリーを彷彿させました。
そうそう、あの幸福の白い龍フッフールに乗って飛び回るバスチアンです。
少し怖いけど、未知の世界がどんどん楽しくなっていく。
この作品をまったく知らなかった自分が信じられませんが、
出会えて最高な気分を味わいました。
大好き!
良質のジュブナイルSFです
細かいことことはいいんだよっていう映画です
子供の頃にワクワクした感覚を取り戻せます
1977年の未知との遭遇、1982年のET、1985年のバック・トゥ・ザ・フューチャーをひとまとめにしたようなお話です
監督は刑事スタスキー&ハッチの人です
なのでデビットがそれをテレビで視たいという訳です
キャロリン役の女優が目だっております
その後セックス・アンド・ザ・シティでブレイクしたサラ・ジェシカ・パーカーだそうです
その彼女、劇中でデビットが気になっていた少女が成長した姿かと思ったのですがそうではないみたいです
また宇宙の可愛い生物も折角登場するのですから、もう少しお話しを膨らませたいところです
まあ、そんなように色々残念なところも多いですし、他に影響を与えるような意味を持つような作品でもありません
でも、楽しめる作品です
子供の心を取り戻せる映画です
良い意味でディズニー映画らしさがあります
デビットが8年時間がズレてしまった森と家の間には鉄道の線路が一直線に横切っています
ラストシーンで彼は大人と子供の境界線といえる線路を越えて大人になって家族の元に帰るのです
本作はSF版のスタンドバイミーだったのです
ワクワク感
同時上映!
映画館の全員が
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