劇場公開日 1954年4月20日

嘆きのテレーズのレビュー・感想・評価

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3.5人生そんなもの

2024年11月13日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

新しい男と共に人生を一歩踏み出すのか、でもそこに障害が生まれて、さらに二転三転する、今のサスペンスの原型見たいな作品。

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koko

5.0テレーズ・ラカン‼️

2023年7月25日
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泣ける

怖い

興奮

病弱な夫と口うるさい姑にこき使われ、暗く孤独な日々を送る主婦テレーズは、ある日、逞しい男ローランと運命的に出会う。不倫関係に陥った二人は夫カミーユを弾みで殺害してしまう・・・物語としては、ビリー・ワイルダー監督の「深夜の告白」と酷似しています‼️病弱な夫と力強い愛人に挟まれたテレーズの三角関係が強調され、さらにテレーズと姑の対立も強調‼️不貞の嫁テレーズを、ひたすら憎悪の目でにらみ続ける、全身麻痺の老いた姑の不気味さ‼️もうコワ過ぎです‼️そして目撃者で脅迫者でもある水兵の存在‼️ラスト、水兵が金を受け取った直後に交通事故で即死、水兵の手紙が投函されるシーンの巧さ、素晴らしさ、運命の皮肉さ‼️映画史上最も優れたラストシーンの一つですよね‼️テレーズに扮するシモーヌ・シニョレの不安さ漂う美しさもホント印象的です‼️監督のマルセル・カルネは「天井桟敷の人々」で有名ですが、負けず劣らずこの作品も大好きなんです‼️

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活動写真愛好家

4.0日本でもあるような市井の犯罪を人間悲劇にまで昇華している秀作

2020年5月19日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

シモーヌ・シニョレの圧巻の演技!

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もーさん

5.0傑作中の傑作、フランス映画の真髄に触れた実感がします

2019年6月27日
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鑑賞方法:DVD/BD

シモーヌ・シニョレ31歳 まだまだ若いのにもう少し年上に見える、生活に疲れた風情を大人の女性の色香との微妙なバランスで魅せます 圧倒的な存在感が画面に目を釘付けにします 相手役のラフ・ヴァローネは36歳 男の性的魅力をテレーズの夫カミーユとの対比で強調されています 本作前年の米国映画の欲望というなの電車のマーロン・ブランドを思わせる造形です 二人が出会ったときの化学反応が、ほんの僅かな目の表情だけで、火花が飛び散るようなものであったことを雄弁に語る名演技でした 男と女が出会う 何も起こらないことが普通なのに、何故かこのような激烈な化学反応を起こして本物の恋愛が始まる不思議 運命? そうかも知れないし、そうでないかも知れない 運命を変える男を無意識に待っているテレーズに運命を変える力を持つ男が現れる それだけでは化学反応は起こらないはず 何がそうさせたのでしょうか? それはテレーズの美しさ、はかなさかも知れません それがローランの理性を狂わしたのかも知れません パリ行きの夜行列車は事件の起こる列車で彼女とローランは途中下車しましたが、二人の運命を最終的に行き着く処まで運んでしまう列車であったのです 郵便回収のエピローグに続くリヨンの空の下に鳴るサイレンが正にエンドマークでfinの文字に重なります 見事な鮮やかな終わり方でした フランス映画の真髄に触れた実感を得ました 傑作中の傑作だと思います

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あき240