「0165 犯人は単に殺す相手を間違えたのか」ナイル殺人事件(1978) NWFchamp1973さんの映画レビュー(感想・評価)
0165 犯人は単に殺す相手を間違えたのか
1978年公開
非の打ち所がない探偵映画といえばコレ!
ジョンギラーミンとピーターユスチノフに感謝。
ロイスチャイルズの上から目線が強すぎて
み―んなコイツを殺めたい感満載。
ミアファーローのお化け美人も彼氏を取られた
背景に納得がいく起用。
そんな中ポワロは一つ一つ丁寧に謎を解き明かしていく。
しかもアングルをそれぞれ変えてその場面を整理。
最後全員を集めて種明かしは王道のお約束だが
この時点でも誰が犯人かわからない。
計画的に仕組まれた、という推理でこれは
本格推理中の本格推理ということがわかる。
犯人は最もその機会がない人物であったが
映像化するに納得いく落とし方はなかなか難しい。
絶頂期のジョンギラーミンがそつなくこなす。
ピーターユスチノフのポワロも偉そうに話すが
嫌味がなく楽しい。
デビットニブンの相棒スタイルも良い。
ニーノ・ロータの雄大な音楽も好き。
イメージ曲のミステリーナイルは唐突過ぎて浮くが。
自薦3位 95点
初鑑賞 1979年5月2日 セルシーシアタ
パンフ購入
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