「逃げるが勝ち」トレインスポッティング あんゆ~るさんの映画レビュー(感想・評価)
逃げるが勝ち
のっぴきからイギーポップの曲で始まり、最後のアンダーワールドまで、UKポップスの集大成を体験できる一石二鳥な作品。そして、これは麻薬問題が深刻なイギリスの若者のために作った青春映画でもあります。
ドラックと犯罪づけの日々を送る主人公が、そこから抜け出すまでの過程をサイケデリックな映像で描いており、公開当時はそのあまりにも斬新な表現手法で、本国のみならず他諸国、そして日本でもちょっとした社会現象になったものです。展開はコミカルだが、ドラッグというものを客観的に描いている所が印象的。というのも、先にも書いたけど、これはドラッグつけの若者に向けて作られた映画なのです。ジャンキーな音楽を並べたりと、どこまでも、そんな若者への優しいまなざしが感じられる作品です。
個人的にはやはり最後の終わり方が爽快。性善説では発想できない心憎いラストとなっております。また、「お金」というものに対して見方を変えるきっかけになった作品でもあります。子供は見ちゃだめよ。
コメントする
あんゆ~るさんのコメント
2010年3月26日
百ももさん
ありがとうございます!
おもしろいなんて言って頂けると1000レビューまでの遠い道のりが近く見えます笑。
この映画はまた観たくなってレンタルしてたのですが、とうとうDVDを買ってしまいました。ボイル監督はいつもラストが爽やかなので信用できます。
これからもよろしくお願い致します。
2010年3月25日
はじめまして。おもしろいレビューを書いていらっしゃったのでコメントさせていただきました。
トレインスポッティングのラストは痛快ですよね。ドラッグを描いた映画だけど重苦しくならず、まさに若者たちへの愛情に満ちた映画だと思います。
これからのレビューにも期待しています♪