「過保護な親と最悪な仲間」トレインスポッティング 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
過保護な親と最悪な仲間
息子を見捨てずに手助けする両親はある意味で親の鏡的な献身さ。
自分の人生を悪気もなくメチャクチャにする悪友のやり方にはレントンに感情移入してしまう。
特に最低最悪なベグビーには関わり合いたくない。
テンポ良く飽きずに観れてヤッパりこの頃のE・マクレガーは格好良くスクリーンに映える存在感。
斬新な映像に演出、音楽とある意味で今のイギリス映画の先駆的ジャンルとしての存在感。
今ではオシャレ映画に成り下がった感もあるがレントンの便器に吸い込まれる場面にスパッドの汚物発射シーンと顔を歪めてしまう演出がテンコ盛りで90年代を代表する作品なのは事実。
コメントする