劇場公開日 1966年6月18日

砦の29人のレビュー・感想・評価

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2.0「ソルジャー・ブルー」への過程的作品か…

2022年5月5日
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鑑賞方法:DVD/BD

私にとっては幻の映画だった 「ソルジャー・ブルー」が ようやく観れた結果、この映画も ラルフ・ネルソン監督作品と知り鑑賞。 しかし、この作品名は原題も原題だが、 29人の兵隊数から発想しただけに感じる 全くのセンスの欠けた邦題に思える。 主役の男女それぞれの異民族との異性交流と それを妨げる理不尽な人種差別意識、 拉致で引き裂かれた夫婦愛の復活と終焉、 騎兵隊士官の統率力の発揮と頓挫、 先住民の保留地強制移住に対する反発蜂起、 等々パラレルに織り込まれたが、 全てが中途半端で 混血の赤ん坊に 次の時代の希望を託したものの、 残念ながら作品としての出来は まとまりが悪く 二流レベルに留まったイメージだ。 「野のユリ」「まごころを君に」の ラルフ・ネルソン監督作品にしては 余りにも論点が散漫な印象だが、 西部劇としてはその反省から、 あの問題作「ソルジャー・ブルー」が 生まれたのだとしたら 意味ある作品でもあったのかなと思った。

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