「若者たちの焦燥と欲望がミニマムに爆発した」ドゥーム・ジェネレーション エロくそチキン2さんの映画レビュー(感想・評価)
若者たちの焦燥と欲望がミニマムに爆発した
1990年代の「ニュー・クィア・シネマ」ムーブメントを牽引したアメリカの映画監督グレッグ・アラキによる「ティーン・アポカリプス・トリロジー」の第2作とのこと。
自分的には映画凍結期のためムーブメントもアラキ氏も知らなかった。
しかしこれはヒリヒリする傑作。
3人の若者の現実社会からの逃避行。容赦のないバイオレンスとセックスで終焉に向かって突き進んだ。
言葉にするとアメリカンニューシネマみたいだけど、ここに反体制感はない。社会からはみ出した若者たちの焦燥と欲望がギュギュッと凝縮され社会にコミットすることなくミニマムに爆発した。
それにしてもピチカートファイブが聴けるなんて🔥🔥
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