天使の涙のレビュー・感想・評価
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昔の吉川晃司の映画を思い出した
何度か寝た。。
金城武が初恋の人に偶然遭遇しその人の気を惹こうとチョロチョロするシーン、ミシェルがベッドで一人エッチしているシーンも。単調で長い!寝るって、、。
画はさすが「監督:ウォン・カーウァイ」「撮影:クリストファー・ドイル」のコンビ。とってもお洒落。これは香港に行きたくなるよ。
中身の方は破綻していたような。ハードボイルド、恋愛、コメディ、親子愛、、、。気負った中二病が色々詰め込んで作った学芸会の演劇のよう。
でも観終わった後「こんな我慢した会社人生はやっぱダメだわ。」と思ったのよね。なんでだろ。
✳︎『モダン・タイム』『テイク・イット・イージー』など若かりし吉川晃司主演の映画を思い出した。そういう空気感。つみきみほ、とかね。観たくなってきた。どこかで再演してくれないかなあ。
エンディングのThe Flying Pickets『Only You』(1983)、個人的には映画楽曲の十指に数えられますね。
新文芸坐さん「熱烈アンコール 真夏のウォン・カーウァイ」特集にて『恋する惑星』(1994)『天使の涙』(1995)を久々のスクリーン鑑賞。
『恋する惑星』は1994年制作、今年2024年で30周年。
つい数年前の作品と思ってましたが、光陰矢の如し、時の流れの早さに卒倒しそうです。
劇場は両作品とも超満員(264席)。
公開当時は産まれていないだろう若い観客も多く、不朽の名作として新しいファンが常に創出されているようでうれしいですね。
『天使の涙』(1995)
もともとは『恋する惑星』の一部(3話目)として考えれたストーリーでしたが『恋する惑星』のポップさに反してかなり暗め、撮影のクリストファー・ドイルのカメラワークもさらに激しさを増してましたね。
個人的には『いますぐ抱きしめたい』(1988)、『欲望の翼』(1990)、『恋する惑星』(1994)の初期3作の集大成的な作品と感じましたね。
ラストのバイクで疾走するシーンでのアカペラ・グループThe Flying Pickets『Only You』(1983)はこれまた凄い選曲、個人的には映画楽曲の十指に数えられますね。
初めてのWKW
映画館通いのきっかけになったWKWのレストア版公開。
アクションシーンとちょっと切ない恋の話。謎の多い登場人物、平成のファッション誌を思い出させるオシャレな雰囲気。
香港の空気感を存分に楽しめる作品。
香港 明るくポップな犯罪者たち
殺し屋が出てきてノワール映画っぽく始まるんだけど、
アホっぽい(笑)
明るくポップな犯罪者たち…
あまり好きじゃないな…(笑)
監督らしい映像美と音楽は、いいなー♪
アホっぽい(笑)👎️
WKW恐るべし。
WKW特集4K版にて鑑賞。WKW作品はもうここまでです。本当は特集上映の全5本鑑賞目指してスタンプカードも集めてましたが心がポキッと折れました。
これはもうほんまに何のこっちゃかよく分からんかった。1つ1つのエピソードが長いし、いちいちMVみたいな音楽と演出で途中からだいぶ飽きてしまった。殺し屋が格好良かったのが唯一の救い。そして恋する惑星とは真逆で邦題が正直かなりダ…いや、寒い。新種の映えスイーツみたいなネーミングやな。
結果はどうであれこういう監督特集とかはまとめて観られるので嬉しい企画ですね。
1995年の香港の記憶
香港の街で繰り広げられる5人の恋愛(片想い)群像劇。公開されたのが1995年、20年近く前の作品なのに、新鮮で、芸術的で美しい。
殺し屋と、殺し屋に恋をしたエージェント。パイナップルの缶を食べて話すのが困難になったモウ(金城武)の初恋。殺し屋に振られる金髪女…。香港の街で、誰かが誰かを想い、そして優しく涙を流す…。
正義も悪も、愛も裏切りも…あの混沌とした香港が、あの頃の香港だったんだな。
モウとモウのお父さんとのシーンが温かくって心揺さぶられた。モウが撮ったブレブレのビデオカメラ、感度も巻き戻して観るお父さんのシーンが一番のハイライトかも。
当時のレオン・ライかっこ良すぎでしょ!こんなカッコいいのに殺し屋だなんて、ズルすぎる。金髪女の謎のテンションの高さは苦手だ。そしてエージェントを演じたミシェル・リーが妖艶で美しい。香港の駅の様子が素敵だった。
ウォン・カーウァイが手がけると瞬く間に宝石のような映画になる。これぞ、W.K.Wマジック。𝗪𝗞𝗪𝟰𝗞コンプリートまであと少し!
(原題) 堕落天使
4Kリマスターを全作品制覇すべく一作品目!
一度観たことがある作品を改めて映画館で観ることが最近増えて嬉しいし、歳を重ねた自分が映画館で観る時は違う感想を持つから楽しいです。
キャラクターと映像美が目立ちがちだけど、90年代香港にノスタルジーを感じるのは若者の不足感やるせなさを描いていて孤独に寄り添ってくれるから良き。
映像と音楽を堪能
「恋する惑星」に続いて初見。こちらは全編夜のシーンで、ポップさを抑え、情感を前面に出していて、ウォン・カーウァイ&クリストファー・ドイルらしさ全開という感じ。
スタイリッシュな映像に加えて、香港歌謡曲、洋楽カバーといった音楽の使い方がかっこ良くて、それだけで堪能できる。
ミシェル・リーがスタイル抜群でセクシー。金城武は動きと表情で面白い味を出している。父親のビデオは、ほろっとさせるし。
ミシェル・リー編と金城武編がラストでつながり、それから流れる「only you」。爽やかな後味を残してくれた。
2022香港の夜はどうなってるの?
さまざまな匂いと色と音が混じり合った猥雑な香港の夜。狭い空間に蠢く怪しげな香港人、中国人。エージェントの言うままに殺人を繰り返す殺し屋の若者。夜中に他人の店にこっそり押し入り商売をする口のきけない若者。この二人のハンサムな若者を軸に3人の女が絡む。誰も後ろを振り返ったりなんてしない。反省も後悔もどこにもない。現実感なんて皆無。ウォン・カーウァイの妄想を映像化した感じなんだろうと僕は勝手に思うわけです。カーウァイの妄想、僕は楽しみました。
ハチャメチャな香港の夜
殺し屋の男と、そのエージェントの女、耳は聞こえるが話せない男、その父、居酒屋の斉藤さん、失恋した女、金髪の女、などが出てくる香港の夜の話。
Fallen Angels を.天使の涙.と訳すとよくわからなくなるが女の悲しさを感じる作品かな? また、当時の雑多な香港の夜を観る作品なのかも。
よくわからなかったけど余韻は残った。
憧れから懐かしさへ
懐かしさもあり、恋する惑星に続いて劇場で鑑賞。
香港の裏街の行き場のないエネルギーが常に映像から伝わってくる。香港という街が放つ魅力をとてもセンスよく映像にされている。昔観たときと印象が違うのは憧れが、懐かしさに置き換えられたところだろうか。
そんな香港で出会って別れてまた出会う、どこかブットンでいるけど一途で不器用な男女の物語。今観てもやっぱりカッコいい。
映像の音楽が素敵な香港の映画。 本年度ベスト級。
先日鑑賞した本作の監督の「その時 彼女との距離は0.1ミリ.....」みたいなキャッチコピーの作品。
メッチャ自分好みだったので本作も鑑賞。
ぶっちゃけその映画と雰囲気が似ていて満足度は低め。
映像と音楽は素敵だったけど新鮮味に欠けていた感じ。
だけど広角レンズを多様した感じの画角が広く奥行きのある映像は新鮮だった印象。
先日観た作品同様にストーリーには入って行けなかったけど、シーン毎の映像や音楽は美しかった。
バイクが走るシーンがアニメの様でカッコ良い。
だけど髪の毛が風に靡かなかったのが疑問でした( ´∀`)
音楽
bestiaの音が素晴らしい!
ウォンカーウァイは音楽だなあと思った。
直接的にではなくても90年代いろいろ影響受けてるなと少し気恥ずかしく思った。
モノローグ、光、手持ちカメラのブレ、あいまいなストーリー、感情的だけど距離のある人たち…
金城武のWikipediaみたらもはや伝説みたいな扱いで笑った。日本では一時期トレンディー俳優として消費されていたけどもったいなかったな。また彼をみたい。
だいたいチョンキンマンションあたりで展開。お父さんがかわいい!
レオンライかっこいいな
これがウォン・カーウァイか!
ウォン・カーウァイ作品、たぶん初鑑賞です…ただのおしゃれな映画と思ってたら、良い意味で裏切られた。映像の斬新さももちろんだが、それに負けないくらい人物の心情も繊細に描けていた。実らぬ恋に焦がれているところとか。遺品整理をしながら父親を思い出している描写とか。音楽の使い方も絶妙だった。特に喪ったもの同士が最後にバイクで走り抜けるシーンで流れる「Only you」で完全に心が動かされた。ひたすら涙が溢れ、流れた。ぱららら~ぱららら~
8月29日(月)2回目。
亡き父のビデオテープ鑑賞シーンから涙腺崩壊してました
【香港の夜に生きる孤独な5人の男女の、夫々の”Only You"の想いを、クリストファー・ドイルの手持ちカメラでスタイリッシュに描き出したアーティスティックな作品。】
■顔を合わせることはほとんどない殺し屋(レオン・ライ)とエージェントの女性(ミシェール・リー)。
エージェントは殺し屋に惹かれていたが、ある日、彼は突然姿を消してしまう。
一方、エージェントが住むマンションの管理人の息子で、幼い時に腐ったパイン缶を食べたために口が聞けなくなったモウ(金城武)は、ある日、失恋の傷が癒えない女(チャーリー・ヤン)に心惹かれて行くが・・。
殺し屋に妙に絡むハンバーガー屋で会った金髪の女(カレン・モク)。
◆感想
・というストーリーらしきものはあるが、今作に起承転結の物語を求めると、肩透かしを食らう。
・今作は、「欲望の翼」以上に、ストーリーを魅せるというよりは、クリストファー・ドイルによる、手持ちカメラでスタイリッシュな映像や、劇中に流れる5人の男女の心持をモノローグで流す手法を堪能する映画である。
<殺し屋とエージェントの女性、モウと失恋の傷が癒えない女性との関係性を、夫々の"Only You"の気持ちを絡ませて描いた、アーティスティックな作品。
ラストに流れる、”ヤズー”のカヴァー曲”Only You"が、見事に5人の男女の恋愛群像劇を締めくくった作品でもある。>
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