鉄道員のレビュー・感想・評価
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末っ子サンドロから見た家族の物語
戦後イタリアを舞台に庶民の家族愛を
少年の視点から描いた。
監督自ら演じる機関士も素晴らしい。
いたいけな眼差しのサンドロ少年の
愛くるしさ。
長女ジュリアの陰のある美しさ。
アナクロな話だが
アナクロな話だが、僕の家族の話。
昔はこんなだった。
親父は『うつ、かう』だけはやらなかったが、あとはマルコッチの人生と同じ。でも、時たまは家族団らんもあった。映画はよく連れて行ってもらった。
イタリア家族の日常が飾ることなく描かれ、人生の喜怒哀楽が詰まってい...
イタリア家族の日常が飾ることなく描かれ、人生の喜怒哀楽が詰まっている。子役が名演、父母、兄姉を思う姿が胸を打つ。悲しいけれど希望と幸せを感じるラストは涙、いつまでも心に残る名作だった。
名作
みなぎる生活感が力強く心に残る名作。しょうもないお父さんだから離れていく子供たちとも、クリスマスに心が通い合う。ただその日に父が召される。字にしてしまうとこんなだけど、子供たちの感情の起伏と悩む母、隠れて苦悩する父と、当時のイタリアの戦後復興と成長、市民生活がよく表されいる。
名作の呼び声高い本作。なるほど納得。 家族はやっぱり家族、そんな映...
名作の呼び声高い本作。なるほど納得。
家族はやっぱり家族、そんな映画。友情もいい、あのおっさん、もう家族。ラストの母の表情だけが気になる、今後が心配。
ほぼ主人公といっていいサンドロ、そして超ド級の美人姉ジュリアの2人がこの作品を名作へと押し上げた。間違いない(笑)
人生で一度は見なけりゃ、の秀作。
二回目の鑑賞で違う印象をもった
総合:70点
ストーリー: 70
キャスト: 70
演出: 65
ビジュアル: 60
音楽: 70
特急の運転手がお酒を飲んで運転して危うく正面衝突の大事故になるところだった。みんなのための労働運動で自分個人の失態を取り上げてもらおうという言い訳がましい自分勝手な行動をして相手にされず、それが面白くないからといってさらに酒に溺れる。
なんだこの人は?。多くの人の命を預かる仕事をしているのに酒を飲むなんて、自業自得なだけでしょうと思った。嫌なことがあるたびに飲酒が許されるならば、世の中飲酒運転だらけですよ。名画と言われているけれど、最初にこの映画を見たときはむしろこの自分勝手な行動にたいして否定的な気分だったし、家族にたいしても頑固で態度良くないし、だからこの映画が面白いなんて思わなかった。私は自ら不幸を招く行動をする人にたいして同情するような傾向はない。むしろ窮地だからこそ何とか前向きに努力し続ける人が好きなのだ。
だがそれから幾年月が過ぎて改めて見直してみると、事故のことよりも家族模様の掘り下げがもっと正面に見えてきた。父親は完璧な男でもなく、まして真の英雄でもない。父親の行動が良いか悪いかの判断を描いたものではなく、だが彼なりに誇りをかけて一生懸命やったことや、それが招く人々との関係の変化や感情や男の人生が描かれていたんだなとわかった。また末っ子の男の子の存在が、嫌な雰囲気を和らげ希望をもたらしている。それでもまだ世間一般の評価ほど特別な素晴らしい映画だとは思わない。でも最初に見たときとは随分と印象が変わった。
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