「これは二流の西部劇か」スーパー・マグナム Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
これは二流の西部劇か
総合55点 ( ストーリー:30点|キャスト:65点|演出:60点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )
アメリカでは時々市民の暴動も起こるし、特に昔は警察も手が出せないほど反社会勢力が力を持って好き勝手やっていたとも聞く。しかしこれはかなり無茶苦茶すぎて現実感がない。そんな多数の若い不良集団に向かって、60歳を超えたブロンソンが立ち向かうのに彼がやたらと強い。
ただ男くさく活躍するブロンソンを、特に結末近くの乱闘を観れればそれでいいのだろうが、それは昔の西部劇のような単純な話。家族を殺され人として暴走した男を描いた74年の『狼よさらば(Death wish)』の第一作に比べると、質も低いし作品としては二流品。
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