「犯罪者がいっぱい」狼よさらば Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
犯罪者がいっぱい
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総合70点 ( ストーリー:65点|キャスト:70点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )
この時代のニューヨークならぱ治安が悪いと聞くから、このような犯罪者は普通にいそう。でも家族を襲われたことで犯罪者を追い詰めて復讐することを中心にするのかと思いきや、話は思いがけない方向に流れてブロンソンが警察に追われる身になる意外性が出てくる。彼を探すために推理する警察と、簡単に彼を逮捕できない事情も面白い。だけど結末は彼だけに焦点があたり、いつのまにか犯人のことも家族のこともおざなりになっているのが気にかかる。
いつもは最初から冷静で豪胆な役柄の多いブロンソンが、ここでは最初は真面目な市民で自らの殺しに動揺するのが珍しい。だが普通の善良な市民が変わっていく姿に良さがある。
この当時は監視カメラやDNA鑑定も無くて犯罪も雑で、遠慮なく次々に銃を撃つブロンソンも今ならばもっと簡単に正体がばれそう。犯罪が多すぎるのに、捜査する側は技術的にも人数的にも追いつかない、そういう時代だったのだろう。
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