「感動した「椿姫」グレタ・ガルボ版」椿姫(1937) たいちぃさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0感動した「椿姫」グレタ・ガルボ版

2023年7月17日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

何度も映画化されているデュマの「椿姫」だが、本作のグレタ・ガルボは本当に美しく、また仕草が見事なので、素晴らしい感動作となっている。
監督はジョージ・キューカー。

椿姫と呼ばれるマルグリット・ゴーチェ(グレタ・ガルボ)は豪遊生活を送っているが、病弱な身体。金持ち男爵をパトロンに持つことになったが、若い美男子アルマン・デュヴァル(ロバート・テイラー)と「心からの愛=本当の愛」を共有する仲となった。
しかし、そんな彼女には病が……という物語であるものの、本作ではグレタ・ガルボの仕草が際立っていた。

特に印象的だったのは、アルマンへの想いを抱いて初めての口づけ場面では、彼の顔のアチコチにキスすることで「彼女の想いが強調された感じ」あり、落とした扇子を拾うシーンなどでは何気なく扇子を拾っているように見えて「こんな拾い方は難しいのでは?」などと思わせられるダンス風の姿勢。
ラストも良かった。

これは、本当に感動した。

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たいちぃ