沈黙の断崖のレビュー・感想・評価
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男セガール、逞しさと優しさで戦います。でもねえ環境破壊反対訴えるなら、ドボンはダメよ(苦笑)
一人で巨悪に戦いを挑むワンマンアーミー映画じゃなくて、助けがあって初めて巨悪と戦えるアクション映画。それこそがセガール映画を好きな理由なんだなと、初めてボクはこの映画で自覚すること出来たかも。
爺さん牧師がセガールへ協力すると約束するシーン、ハリー・ディーン・スタントンが素性をセガールへ明かすシーンは、例えどれだけ微力だろうと正しい事をしたいという、ものすっごく尊敬できる正義感の象徴だった。てっきりスティーブン・ラングの兄貴もそっちかなと思ってたのに、こっちは只の外道野郎だったのがまあ残念だわw
しっかしまあセガール相手じゃ、デッカイ不正も塵同然やなw敵さんにそれを学べる知能がありゃまだマシだったが、いかんせん極めつけのバカなもんで可哀想や。あ、でも息子の方はマシな方になってくれたね。ボスを射殺しなかったのも良かった。殺しちゃ終わりだもんね。
ていうわけでセガール映画久しぶりの大当たり。『イントゥ・ザ・サン』の苦痛はこれでチャラになったし安堵。
映画館にて観賞
懲りないエコ・セガール第二弾。
製作費は『沈黙の要塞』に匹敵するのに半分もスケール感無し。
これがコケたのがメジャースターとしてのセガールにとって致命傷になった。
さておき、カントリー衣装をまとったセガールは温泉に入る猿のように心地良さげだ。そのせいか恋もするし、悪人にも温情を掛ける。
出来は緩い。『アバター』『ドント・ブリーズ』のスティーヴン・ラングとの対決もあるが、これが何とも肩透かし。非常に勿体ない。
セガール作品の中ではまずまずの内容
これまでのセガール映画同様に力ずくで解決しようとはせずに町の人達と心を通わせながら巨悪に立ち向かおうとするのが今までとは違うのだが、それでも最終的には力ずくになってしまうし、あの毒物の中で銃を乱射するのが何ともアメリカ映画だなぁ
丁々発止なセリフのやりとりが観ていて面白かったし、あの武骨な指でギターまで弾いてしまいついには女性と恋愛関係まで…どうしたセガール(笑)
セガール映画の中ではなかなか良い出来だと思うが‘断崖’は一度しか映らない(笑)
地味な田舎町で一人で悪と対決
総合:65点
ストーリー: 60
キャスト: 65
演出: 65
ビジュアル: 70
音楽: 70
いつものごとく、セガールが完全悪に立ち向かうというありふれた物語である。だが今回は閉鎖的な田舎町に一人で潜入するというちょっと地味目な展開になっていて、「俺の連絡一つで300人の捜査官が駆けつける」などと脅してみたところで結局応援もなく一人で孤独に立ち向かわなければならない。たいした戦力にもならないが、協力者も地道に現地調達という地味さである。
しかし良く言うならば権力者に牛耳られているアメリカの田舎町の閉鎖性や貧困ぶりやらも描かれて、古い感じのカントリー音楽とあいまってこじんまりとまとまっていた。派手な銃撃戦もないが、そのぶんセガールが体をはって得意の合気道を見せてくれた。
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