チョコレート・ウォー
劇場公開日:1990年2月10日
解説
学園の秘密組織の見えざる圧力に立ち向かうひとりの学生の姿を描くドラマ。ロバート・コーミアの同名小説の映画化で、製作はジョナサン・D・クレイン、監督・脚本は本作品が長篇第1作になるキース・ゴードン、撮影はトム・リッチモンドが担当。出演はイラン・ミッチェル・スミス、ジョン・グローヴァーほか。
1988年製作/アメリカ
原題または英題:The Chocolate War
配給:東京テアトル
劇場公開日:1990年2月10日
ストーリー
トリニティ・カソリック学院の新入生ジェリー(イラン・ミッチェル・スミス)はフットボール・チームでレギュラーを目指していた。この学校には“ヴィジルス”という秘密組織があり、4年生のアーチー(ウォーリー・ウォード)がリーダーとして、脅迫と暴力で生徒をコントロールしていた。一方副学院長のブラザー・リオン(ジョン・グローヴァー)は、学院長の留学の間に自分の地位を築くため、学院の財政上の資金不足を解消しようと、ヴィジルズを利用してバザーのチョコレート2万箱を売ることを呼びかける。それを心良く思わないアーチーは、ジェリーにそれを拒否するように脅し、彼は学園の中でたったひとり、チョコレートを売ることを拒否するのだった。学園の中で次第に孤立してゆくジェリーは、ある日リサ(ジェニー・ライト)という少女と出会ったことで自分を見つめ直そうと、ヴィジルズの脅迫の期間が過ぎても、チョコレート売りを拒否し続けるのだった。このことでヴィジルズの威信が薄れることを恐れたアーチーは、一転チョコレート売りに加担し、2万箱売り尽くすのだった。その夜のパーティで、アーチーは全校生徒が見守る中、ジェリーと不良生徒のエミール(ブレント・フレーザー)を対決させようとするが、逆に彼自身がリングに上がることになる。そしてジェリーに叩きのめされたアーチーはヴィジルズのリーダーの座を追われることになるが、ジェリーの戦いはまだまだ続くのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- キース・ゴードン
- 脚本
- キース・ゴードン
- 原作
- ロバート・コーミア
- 製作
- ジョナサン・D・クレイン
- 撮影
- トム・リッチモンド
- 美術
- David Ensley
- 編集
- Jeff Wishengrad
- 字幕
- 菊地浩司